頭痛で学校を休んだ娘、なんか行けそうなんですけど…

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夜更かしする姿を見るたび「本当に具合が悪いの?」という疑問

「朝になると頭が痛いとか、お腹が痛いと言って学校を休む。でも、夜はスマホで楽しそうにしているんです」

【漫画】頭痛でよく学校を休む娘、本当に体調悪いの?母が不審に思う理由(全編を読む)

東京都在住のOさん(40代)は、高校1年生の娘との関係に悩んでいます。

中学校まではあまり欠席もなく、元気に通学していた娘。しかし高校進学後、「頭が痛い」「体がだるい」と訴え、学校を休む日が少しずつ増えていきました。

当初、Oさんは娘を心配していました。新しい環境での疲れや、人間関係の変化が影響しているのかもしれないと思ったからです。

「無理をして体調を崩すくらいなら、休むことも必要だと思っていました」

ところが、気になる場面が増えていきました。

夜になると、娘の部屋からスマホの明かりが漏れている。動画を見ていたり、友達との LINEで長時間やり取りをしていたりすることもありました。

「朝は起きられないほどつらそうなのに、夜中までスマホを見ている姿を見ると、本当に具合が悪いのか分からなくなってしまいました」

休んだ日は元気そう…母の中に生まれる葛藤

さらにOさんが戸惑ったのは、学校を休んだ日の娘の様子でした。

一日中寝込んでいるわけではなく、昼頃には起きて動画を見たり、好きなことをしたりしています。

もちろん、頭痛や倦怠感は外から見て分かるものではありません。少し休むことで楽になる体調不良もあります。

それでも、Oさんの中には「学校には行けないのに、家では普通に過ごしているように見える」という複雑な思いが残りました。

「もしかして甘えているだけなのでは、と考えてしまう自分がいます。でも、無理をさせて本当に悪化したらと思うと強く言えません」

Oさん自身は、少々体調が悪くても仕事を休まないタイプでした。

「昔から、多少つらくても行くのが当たり前だと思っていました。その感覚で娘を見てしまうところがあります」

親子で違う「休むこと」への価値観

思春期の子どもは、体の変化だけでなく、学校生活や友人関係など目に見えない負担を抱えることもあります。

一方で、スマホや動画などによる夜更かしが生活リズムを崩す原因になることもあります。どちらなのか、親が判断するのは簡単ではありません。

確かに、「お腹が痛い」「頭が痛い」と訴える娘は、本当に具合が悪そうに見えます。 

Oさん自身も同じような体調不良を経験したことがあり、つらい気持ちは理解しています。 

娘を責めたいわけではない。それでも、自分が当たり前だと思ってきた「休む基準」と、娘にとっての「休む理由」が違うことに戸惑ってしまうのです。

「本当に体調が悪いのか、ただ休みたいだけなのか、親には見極めが難しいです」 

最近では、娘が「休みたい」と言ったとき、以前のようにすぐ否定する言葉をかけないよう意識しているというOさん。

「疑ってしまう自分も苦しいし、信じたい気持ちもあります。毎朝、娘の顔を見るたびに、どんな声をかければいいのか迷っています」

それでも、娘は出席日数や提出物だけは何とか間に合わせています。Oさんはヒヤヒヤしながらも、「今は信じて見守るしかないのかもしれない」と自分に言い聞かせています。 

(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)