念願のユーベ入りが叶ったヴィカーリオ。(C)Getty Images

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 ユベントスはこの夏、日本代表GK鈴木彩艶の獲得に近づいた。パリ・サンジェルマンからのレンタルの可能性が取りざたされていたのは記憶に新しい。

 しかし、最終的に取引は実現しなかった。セリエA開幕が近づくなか、急ぎたかったユベントスが手を引いたとも言われる。ユベントスへのレンタルが消滅したのち、鈴木のPSG移籍も破談となり、最後はアストン・ビラ移籍に至ったのも周知のとおりだ。

 一方のユベントスは、トッテナムからイタリア代表のグリエルモ・ヴィカーリオを獲得した。アリソン、エミリアーノ・マルティネス、鈴木など、さまざまな名前が取りざたされていたなかで、常に候補のひとりとしてうわさになっていた守護神だ。子どものころにジャンルイジ・ブッフォンにあこがれたユベントスのファンでもある。

 去就が不透明なまま、夏の大半を過ごさなければならなかったのは、精神的にも簡単ではなかっただろう。ヴィカーリオはイタリア紙『Tuttosport』で「ずっと自信は失っていなかった。でも、特殊な数週間だったよ」と振り返った。

「少しストレスだった。自分が望んでいたのはユベントスに来ることだったからね。メルカートには自分でコントロールできない流れがある。クラブはクラブの評価をする。僕は彼らが自分を選んでくれてうれしく思っているよ。自分の最大の夢だったからね」
 
 それだけに、現在のヴィカーリオは喜びに満ちているようだ。セリエA開幕戦でデビューを飾ると、パルマとの前節ではホームのサポーターの前で決定的なセーブも披露。ファンの心をつかんだ。

 ヴィカーリオは「アリアンツ・スタジアムとの関係? 感動的だよ。ウォーミングアップのときからすごく感動していたし、言葉で言い表せないほどだ」と述べている。

「心で感じるもので、生涯消えることがないほど印象的だった。ポジティブなデビューになったよ。でも、いつも言っているように、常にバランスが必要だ。リーグ戦は長い。精神的な強さでバランスを保ち、自分にコントロールできることに集中する必要がある。日々の仕事、監督の指示、チームメイトたちの信頼だ」

 ヴィカーリオがユベントスのゴールマウスでどれほど存在感を放てるか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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