FBS福岡放送

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9月1日、長期金利は一時、3パーセントまで上昇し、30年ぶりの高い水準を記録しました。物価高が続く中での金利の上昇は、どのような影響があるのでしょうか。

■荒木健太郎記者
「こちらの住宅メーカーでは、住宅ローンの問い合わせが増えているということです。」

福岡市内のこちらの住宅メーカー。ゼロ金利政策が終わった2024年以降、住宅ローンに関する相談が増えているといいます。

■オープンハウス福岡支社 ローン管理課・権藤晴也マネージャー
「金利の上昇に伴い、住宅ローンの金利の決まり方、いわゆる住宅ローンの仕組みについての質問を多くもらうようになりました。」

金利上昇を不安視し、ローンの借り換えや繰り上げ返済を検討する人が増えてきたといいます。

また、住宅ローンのタイプの選択にも変化が。

■権藤マネージャー
「以前は、変動金利で組めれば変動金利が一番良いという考えを持っている方が多かったのですが、直近は変動金利と固定金利を並行して検討される方が多くなっています。」

固定金利は、一定期間の金利を据え置くことで返済額が確定し、将来のリスクを下げる代わりに金利が高くなるタイプです。

一方、変動金利は、借り入れ当初の金利が低い代わりに、将来的な金利上昇で返済額が上がる可能性があります。

いずれもメリットとデメリットがあるため、権藤さんは、家計の状況をしっかり考慮して選んでほしいと話します。

■権藤マネージャー
「一概に固定金利が良い、変動金利が良い、というわけではありませんので、一人一人が自身のキャッシュフローに合わせて、住宅の計画的な購入と返済をしっかりと検討してもらえればと思います。」

一方で、すでに購入した人は。

■購入した人
「住宅ローンの変動金利が、少し上がってきているのが気になります。これ以上上がると、将来の長い人生設計や資産も含めて影響してくるかなと、ちょっと考え直さないといけないと思います。」
「ただでさえ物価が上がっているので、家のこと以外でも切り詰めたり、当然気をつけているので、より気にするようになりますね。」

4日に開かれた日本銀行北九州支店の会見。

日銀が政策金利のさらなる引き上げを早期に行うのではないかとの観測が広がる中、今後の金利の動向についてはコメントできないとしています。

実際に金利の上昇によって住宅ローンの返済額がどう変わるのか、見ていきます。

オープンハウス福岡支店の権藤さんに、一例として住宅ローンの返済のシミュレーションを作成してもらいました。

5年前に0.6パーセントの金利で5000万円を35年ローンで借りていた場合、毎月の返済が13万2014円で、総額では5544万6068円でした。

一方、1.3パーセントの金利で同じ条件で借りた場合、毎月の返済は14万8241円で、総額では6226万1258円となります。

比較すると、月々ではおよそ1万6000円、35年間の総額では700万円近く支払いが増える計算です。

そして、返済期間を40年に伸ばして月々の返済額を抑える場合、毎月の負担は減りますが、総額では35年ローンと比べて200万円ほど負担が大きくなります。

あくまで一例なので、この通りとはなりませんが、住宅ローンを組んでいる人やこれから住宅の購入を検討している人に大きな影響を与えそうです。

※FBS福岡放送めんたいワイド2026年9月4日午後5時すぎ放送