荒廃した砂利採掘場跡地が肉牛飼育施設に 中国内モンゴル自治区

【新華社バヤンノール9月4日】中国内モンゴル自治区バヤンノール市ウラド後旗烏蓋蘇木和豊村の高台からは、巨大な穴のようなくぼ地に牛舎が整然と並んでいるのを見下ろすことができる。屋根にはソーラーパネルが設置され、黒いアンガス牛が囲いの中をのんびり歩いている。
くぼ地は砂の採掘によって出現した。和豊村では20世紀に砂利採石場で無秩序な採掘が行われた結果、大小のくぼ地が重なり合う寸断された地形が形成され、南北で最大30メートルを超える高低差が生じたことで、土地の砂漠化が進行した。ウラド後旗では2023年、廃砂場の総合的な整備に着手し、「高い部分を取り除き、低い部分を埋める」方法で土地を平らにし、かつての荒れ地を畜産に適した産業用地に生まれ変わらせた。地域ではその後、企業投資を誘致し、1万頭規模の肉牛飼育モデル農場を建設、生態系修復と土地の有効活用というウィンウィンの成果をもたらした。
モデル農場では現在、肉用牛1万1千頭が飼育され、地域の農家に就業と増収の機会をもたらし、村全体の経済発展を後押ししている。(記者/李雲平、趙沢輝)
