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豊川用水で続いている水不足は、かなり深刻です。

【写真を見る】【深刻】宇連ダムの貯水量 去年も今年も「9月」に激減…愛知・豊川用水で節水強化 この先どうなる?

東三河の水問題は、ダムの貯水率を見比べるといかに深刻かが分かります。9月1日午後4時時点では、岩屋ダムや阿木川ダムは100%ですが、東三河の水がめを見てみると、大島ダムが36.2%・宇連ダムが2.6%とギリギリの状態です。

宇連ダムの貯水量 去年も今年も9月に激減

では、豊川用水最大の水源・宇連ダムの貯水量はどうなのか。

平年の貯水量は、2000万立方メートルを超えている時も結構ありますが、去年は2000万立方メートルを大幅に下回り、一時的に超えた時もありましたがその期間は短く、去年9月には激減しました。その後、秋の雨で1000万立方メートルを超えるくらいには回復しましたが、慢性的な水不足は続きました。

今年に入ってからは、去年の秋から続く水不足で底をついたのが4月でした。その後、一時2000万立方メートルを超えるほどに回復しましたが、8月ごろから急降下。現在は去年の9月よりももっと悪い状況に陥っているということです。

深刻な渇水続き…豊川用水は9月1日から節水強化

では今後、豊川用水は大丈夫なのでしょうか。国土交通省の中部地方整備局・髙畑栄治河川部長に聞きました。

節水率は9月1日から、水道用水15%・農業・工業用水は20%に。水道用水の節水率は20%になると、水の出が悪いなと感じるようになります。農業・工業用水もこれ以上節水率が高まってくると、農作物にも影響が出てくるということです。

そして現在は「佐久間ダムの導水でなんとか水を確保できている」と。今は静岡県にある佐久間ダムから水を融通してもらっているので、何とか水を確保できていますが、この佐久間ダムも水位が低下したら使えなくなってしまいます。

今週末には東三河に約100ミリの雨を見込んでいるので、そこまで水がもってくれるかどうかがポイントになってきます。

農作物への影響は?

水不足による農作物への影響はどうなのか。

JA豊橋の営農部・松井教浩さんに聞いたところ、この時期に特に水が必要な農作物は、「コメ(あいちのかおり)」。今の時期から水がないと米粒ができなくなってしまうということです。そして、「キャベツ」や「ブロッコリー」は苗に水が必要。「ミニトマト・トマト」「次郎柿」「イチゴ」も水が必要です。

去年から慢性的に続く水不足。対処療法ではない抜本的な水対策も考える必要がありそうです。