メッシ

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 サッカー、アルゼンチン代表のスター選手で、39歳のFWリオネル・メッシ(マイアミ)が31日、北中米W杯限りで代表から退くことを明らかにした。メッシは自身のインスタグラムに「潮時であることは理解している。時間は限られており、一つの章は終わりを迎えるもの」などと思いをつづった。

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 記者は北中米W杯で、1次リーグ第2戦(6月22日)オーストリア戦(2〇0)を現地ダラスで取材した。故ディエゴ・マラドーナが86年の同日、メキシコ大会準々決勝・イングランド戦(2-1)で伝説の「神の手ゴール」「ドリブル5人抜き」を達成して丸40年。“神の子”メッシがW杯最多出場を更新する28試合目で、6戦連発となる2得点で大会通算18点とし、単独トップに立つ記録ずくめの試合となった。

 試合後、ミックスゾーンで直撃したアルゼンチンのサルトリ記者は「またも歴史に名を刻んだ」と喜び、メッシの人柄について「取材エリアでの振る舞いを見てもらえれば分かるだろう。300~400人もいる報道陣のインタビューにしっかり止まって、受け答えする。試合後も最高(の対応)だ」と絶賛した。

 さらに、サルトリ氏は「次のW杯(30年スペイン、モロッコ、ポルトガル大会)では、メッシがアルゼンチン代表のスタッフになっていると僕は思うよ。最高の選手としての経験は、他の選手にとって、とても大切だ」と強調した。アルゼンチン代表は、アイマール氏、アジャラ氏、サムエル氏といったかつて代表で活躍したレジェンドたちがコーチとして支えている。今回、メッシは代表引退であって、マイアミでのプレーは続けるが、4年後は43歳。その頃には現役を退き、コーチングスタッフとして代表チームを支えている可能性もある。

 メッシは6度目出場となった北中米大会前には母国メディアに「試合、練習での一瞬から、このW杯で全ての瞬間を楽しむんだ」と語っていたという。大会では8試合8得点を挙げ、準優勝で連覇はならなかったが、世界中の人に絶大なインパクトを残した。メッシは8月31日に更新した自身のインスタグラムで「ここ(代表)には素晴らしい若手選手たちが台頭してきており、彼らこそがこの場所にふさわしい」とつづり、後進に道を譲る決断を明かした。国民的英雄が残した魂は後世に受け継がれるとともに、メッシ自身の第二章に注目したい。(北中米W杯サッカー担当キャップ・岩原 正幸)

 ◆リオネル・メッシ 1987年6月24日、アルゼンチン・ロサリオ生まれ。39歳。13歳でスペインに渡りバルセロナと契約。成長ホルモンの分泌異常を治療後、17歳でトップチームデビュー。スペイン1部得点王8度、欧州CL得点王6度、バロンドール(世界最優秀選手賞)受賞8度。21年にパリSG、23年に米国・マイアミ移籍。08年北京五輪金メダル、21年南米選手権優勝、22年カタールW杯優勝。26年北中米W杯は準優勝。170センチ、72キロ。左利き。