東京・赤坂のプルデンシャルタワー(撮影・内外タイムス)

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プルデンシャル生命が新たに不祥事を起こしていたことを発表したのは8月24日だった。多摩支社に所属していた40代の営業社員が複数の顧客から不正に金銭を受け取っていた疑いがあるという。

顧客からの申し出により発覚したもので、架空の高金利預金などをうたって金銭を集めていたといい、被害金額や件数は調査中とした。ただ、この社員はすでに死亡していて、聞き取りができず、詳しいことは分かっていない。

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同社は今年1月、約100人の社員らが498人の顧客から約31億円の金銭をだまし取るなどしていたことを発表。2月9日から11月5日までの新規契約の販売活動を自粛しているが、今回の事案は自粛以降に行われた可能性がある。

また、今年の夏、多摩支社を自粛期間中の3月に退職した元営業社員が、無断で顧客約600人分の情報を持ち出し、その顧客資料を高速道路のサービスエリアで紛失していたことも発覚している。

自粛期間中にも不祥事が判明し、事態が深刻化する中、立ち入り検査をしている金融庁から今後重い処分が下る可能性が高いとみられるが、実は、同社の本社が入る東京・赤坂のプルデンシャルタワーがある場所は歴史的にいわくつきの土地だというのは一部では有名だ。

まず、1936年の二・二六事件の際、反乱軍が本部として立てこもったのが、この地にあった料亭「幸楽」だった。幸楽は戦災で焼失した後、跡地にはホテルニュージャパンが開業。地下には高級ナイトクラブ「ニューラテンクォーター」があったが、1963年、当時、国民的人気のプロレスラー・力道山がその店で暴漢に刺され、亡くなった。さらに1982年、ホテルニュージャパンが火災を起こし、33人が死亡する大惨事に。しばらく廃墟(はいきょ)だった跡地を千代田生命が再開発しようとしたが、2000年に同社は経営破綻し、計画は頓挫。そして2002年に開業したのがプルデンシャルタワーで、現在、不祥事が相次いでいる。

SNS上では“呪われた土地”と呼ばれることも多いが、オカルト的な見方はさておき、同社は8月27日、2026年4~6月期決算を発表し、新規の保険契約件数が前年同期比で90.7%減少したと発表。2月からの営業自粛が響いているが、金融庁の処分も含め、今後の同社の動向が注目される。