【川崎 さちえ】物価高でも「580円」のまま…ワークマンの「氷撃冷感Tシャツ」1年着倒してわかった”本当の実力”
過酷な夏を乗り切るため、多くのブランドやメーカーから冷感アイテムが販売されてきました。その中で、圧倒的な低価格をほこるのがワークマンの「氷撃冷感」のシリーズではないでしょうか。昨年から販売されている人気シリーズで、筆者は昨年「氷撃冷感®-10℃半袖Tシャツ」(以下、氷撃冷感Tシャツ)を購入し今年も着ています。1年着用した結果、今どうなっているのか。まずは現状を正直にレビューしていきます。
「氷撃冷感Tシャツ」、今年も大活躍
氷撃冷感Tシャツは、2025年にワークマンから発売になり、大人気になったウェアです。「-10℃」とあるので、最初は肌に触れた際にこの温度を感じるのか? と思い「さすがに冷たすぎるだろう」と不安になったのですが、決して生地の表面温度が氷点下になるという意味ではありません(なので、安心してください)。
氷撃冷感Tシャツは気化冷却といって、汗などの水分を吸収した際に冷たく感じるようになっています。ワークマンの他のウェアに使用されている生地と、氷撃冷感Tシャツに使用されている気化冷却生地を比較すると、生地表面温度が10度違っていたという結果が出ています。気化冷却生地の方が10度低かったために、「-10℃」と表現されています。
他にも汗を素早く吸収する吸水速乾性、紫外線対策が可能なUVカット、ニオイや菌を抑える抗菌・消臭加工などの機能もあります。さらに実際に着用して思うのは、サラッとしていて軽量ということ。肌に張り付きにくいですし、エアリーな感じがします。
ワンシーズン着用してもヘタらない
そして昨年の夏から秋にかけて(おそらく7月〜10月)着用した結果ですが、週に3回ほど使用しても生地への大きなダメージはありませんでした。生地が破れる、縫い目が解けるということもなく、2026年も着用できています。
また襟首や脇の下に毛玉もできていません。もともと毛玉ができにくい素材ですが、今年もサラッとした生地感が残っています。
UVカットの効果に関しては、洗濯を繰り返しているので不安は残ります。UVカット素材が生地に練り込まれているのか、それとも後付けされているのかで効果の持続性が異なるからです。公式サイトには記載がないため、どちらなのかは不明。そのため日焼け止めをつけつつ着用しています。
価格580円。据え置きはすごい
ワークマンは業界最安値を謳う企業。実際に販売するウェアの価格は、他社を圧倒するくらいの低価格だと筆者は思っています。昨年購入した氷撃冷感Tシャツは580円(税込)。そもそもこれだけの機能があるTシャツが580円というのが、いろいろな意味でバグっているように感じてしまいます。他社のTシャツを見れば、1000円以上は当たり前、ちょっとしたブランドになると5000円、1万円となる中で1000円出して420円のお釣りがくるのは滅多にないことだと思います。
そして、今年も値上げなしで同じ価格になっています。物価が上がっている中で価格据え置きは、ワークマンならではの工夫や努力があるのでしょう。
2025年品切れ続出。2026年は商品充実へ
氷撃冷感Tシャツは、2025年にヒット商品となりました。筆者の感覚としては、気温が高くなるに従ってジワジワと話題になり、気づいたら店舗に在庫がない状態になっていたように思います。実際、筆者が利用する店舗でも、数日前に来たときは並んでいたのに、今日は品切れ! となっていました。筆者自身、色違いで買おうと足を運んだ時のことだったので、鮮明に憶えています(店舗によって状況は違います)。
品切れが続きワークマン愛用者からのクレームがあったり、販売機会を逃したりした苦い経験からか、2026年は氷撃冷感Tシャツの在庫が充実している印象です。氷撃冷感Tシャツが並ぶ棚が広くなるなど販売に力を入れていることがわかりました。現在はオンラインストアでの店舗在庫と取り置きが可能になっています。特にブラックのM、Lサイズはまだまだ在庫があるようです。
また氷撃冷感Tシャツ以外にもシリーズ化されています。長袖Tシャツやプリント半袖Tシャツなど、昨年から販売されているものもありますが、今年はサンガードUVフーディやインナーが仲間入りしました。全部で11種類の氷撃冷感アイテムがあります。
ちなみにですが、ワークマンプラスやワークマンカラーズに頻繁に通う筆者でも「氷撃冷感®-10℃サンガードUVフーディ」はお目にかかれませんでした。さっと羽織れるフーディで、暑さ対策や紫外線対策にちょうどいいなと思っていたのですが、手に入れることができずにいます。現在はオンラインストアでの販売はなく店舗のみでの取り扱いなのですが、店舗在庫を確認しても在庫なしになっていました。これは幻のアイテムと言ってもいいかもしれません。
ワークマンにはオリジナルのシリーズがいくつもあり、夏場の人気シリーズの1つが「氷撃冷感」です。さすがワークマンと満足できる価格帯でもありますし、在庫も充実しているようです。
後編記事〈「あ、かぶってる」…ワークマン580円「氷撃冷感Tシャツ」、ユニクロでは起きない“気まずさの正体”〉では実際の着用感や、着ている人が多いからこその「かぶり」について、ちょっと気まずい思いをしたことなどを紹介していきます。
川崎さちえ
フリマアプリ・ネットオークションガイド
2003年、夫が育児のために退職したことを受け、家計を支えるためネットオークションを利用し始める。家にあった不用品を出品し、さまざまな出品のテクニックを身に付け、ネットオークションが生活のインフラになり得ることを体感する。近年はメルカリを中心とするネットフリマに注目。ネットオークションとは異なるノウハウを学びつつ、独自の効率的な利用方法を確立している。NHK「あさイチ」、フジテレビ「バイキング」などの情報番組、TBSテレビ「この差って何ですか?」などバラエティー番組に多数出演。
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