【ボクシング】高橋麗斗が7戦7KOでWBO―AP王座獲得、世界見据え「僕も怪物だと思われなきゃいけない」 パッキャオから激励動画も
◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ10回戦 ●王者・宇津木秀(7回KO)同級2位・高橋麗斗〇(8月19日、東京・後楽園ホール)
WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチで、同級2位の挑戦者・高橋麗斗(25)=パンチアウト=が王者・宇津木秀(32)=ワタナベ=を7回2分40秒KOで下し、新王者に輝いた。パンチアウトジムにとって男子初のタイトルとなった。
戦績は高橋が7戦全勝(7KO)、宇津木が18勝(15KO)2敗。
サウスポーの高橋は、初回にいきなり左アッパーで宇津木をぐらつかせてダウン寸前まで追い込んだ。しかし2回以降、宇津木も反撃。一進一退の攻防に、後楽園ホールが沸いた。7回、高橋の左カウンターで宇津木がダウン。カウント中に宇津木陣営が棄権の意思を示し、高橋が新王者となった。 WBO3位、WBA6位、WBC&IBF7位にランクされる王者を下した高橋は「このチャンピオンに勝てばライト級で一番になれると思っていた。強いチャンピオンだったが、しっかりKOで締められて良かった」と宇津木への敬意も込めて、喜びをかみしめた。
高橋は千葉・沼南高で高校3冠を達成し、アマチュア戦績58勝(12RSC)11敗を誇る。24年4月のプロデビュー後も、これで7戦全勝(7KO)とパーフェクトレコードを更新した。「見に来る人は倒すところを見たいじゃないですか。それに尽きるかなと思います。レコード自体はそんなに気にしていないが、倒せたら盛り上がるな、というだけ。それだけです。勝つことが一番大事なので」と強調した。
元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)率いるMPプロモーションのサポートを受ける。試合前には、パッキャオから「頑張れよ」との動画メッセージも届いた。「気合入りましたね。(パッキャオは)目指す場所でもある。アジアで一番すごい選手なんで」と笑顔を見せた。
WBOアジアパシフィックのベルトは手にしたが「(染谷敬喜会長に)渡すなら世界(のベルト)だと思っている。アジアは取って当たり前ですし、デビューした頃から取らなきゃいけないと思っていた。取るなら世界だと思っています」ときっぱり。「世界ランカーと対戦するオファーがあればやります。世界ランカーをみんなが『化け物』だと思っているように、僕自身も『怪物』だと思われなきゃいけない。その位置まで、年内、来年にかけて一つずつ上がっていきます」。高橋の視線はアジアのベルトの先にある。次なる標的は世界だ。
