KNB北日本放送

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夏の甲子園大会はあす準決勝が行われます。例年、決勝戦が終わったあとに国際大会に出場する高校日本代表が発表されます。甲子園出場は逃しましたが、最速156キロを誇る高岡第一高校の前田侑大投手も代表入りが期待されています。今、どんな思いで練習を続けているのか取材しました。

前田投手
「日本代表とか自分がなれるかわからないですけど、なったときに万全な状態で臨めるように、引退してからも練習を欠かさずやっています」

高岡第一高校3年の前田侑大投手です。

甲子園大会、真っただ中の今月上旬、いつものようにグラウンドにいました。

前田投手
「全国に自分以上のピッチャーがいる中で、その中でも自分が日本代表になって勝ちたい」

身長173センチ、体重71キロ。選手としては小柄で体の線も細い前田投手。

しかし、その魅力はしなやかな投球フォームから繰り出される抜群のスピードを誇るストレート。全国でも注目される本格派左腕はこの夏、富山大会でブレイクしました。

球威の秘密は、「肩関節」のやわらかさです。肩をぐにゃりと倒せるほどやわらかく、これが投球時のしなやかさを生み出しています。

初戦となる2回戦で自己最速を大きく更新する156キロをマーク。その名は一気に全国にとどろきました。

圧巻だったのは、富山北部との3回戦でした。

この試合、前田投手は初回から自慢のストレートで三振の山を築きます。この日の最速は、155キロ。常時150キロを超えるストレートを軸に20奪三振の快投。

夏の大会では、2011年以来、15年ぶり13人目となるノーヒットノーランを達成しました。

しかし準決勝。4回からマウンドに上がった前田投手は、好投を見せますが、先発の2年生投手が失った4点が重くのしかかり2対5で敗れ、甲子園出場の夢は叶いませんでした。

準決勝から3日後、引退したはずの前田投手の姿はグラウンドにありました。

ブルペンでの投球練習も再開。この日も持ち味の力強いストレートを投げ込んでいました。

投球練習中には、キャッチャーミットのひもが切れるハプニングも。高校最速左腕の片りんを見せました。

村本忠秀監督
「どこまで通用するのか、抑える姿を日本のみなさんに見てもらう、そういった舞台に立てたら本当にいいと思う」

前田投手の次の目標は、日本代表に選出され、来月台湾で行われるアジア選手権への出場です。

前田投手
「まずU-18の日本代表に選ばれて、その試合の中で自分のピッチングをアピールして、そのあとの、大学であれプロであれ上の舞台で自分のピッチングをもっとやっていきたい」

全国でも注目の前田投手。例年、甲子園の決勝戦が終わった後に18歳以下の日本代表が発表されます。

県関係選手では、過去に現在プロ野球ジャイアンツの森田駿哉投手と山田龍聖投手が選ばれています。