「ものすごい量の水が降ってくる」警告…ハワイ襲うハリケーンの恐怖
カテゴリー1のハリケーン「ララ(Lala)」が15日(現地時間)、米ハワイ島に接近し、強風と豪雨が続いている。生命を脅かす洪水や土砂崩れが懸念される中、空港や港が相次いで閉鎖され、大規模な停電も発生した。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ララはこの日、最大持続風速が時速80マイル(約129キロ)に達するカテゴリー1のハリケーンに発達した。ハリケーンは最大持続風速が時速74マイル(約119キロ)以上になるとカテゴリー1に分類される。
ララはこの日午後、ハワイ最南端のサウスポイントから約48キロ南の海上に位置し、時速14キロ前後の速度で北西に進んだ。ハリケーンの中心がハワイ島に直接上陸するかはまだ不透明だが、強風と豪雨を伴うアイウォール(目の壁)が島南部をかすめているとNHCは明らかにした。この日夜までハワイ島ではハリケーン級の気象状況が続いた後、ララの中心は日曜日から月曜日にかけて他の島々の南側を通過すると予想されている。
ハワイ島では10〜20インチ(約25〜51センチ)、最大25インチ(約64センチ)の雨が降るとの予報だ。マウイ島東部では8〜12インチ(約20〜30センチ)、その他の地域では4〜8インチ(約10〜20センチ)の降水量が予想される。豪雨により生命を脅かす洪水や土砂崩れが発生する可能性があり、最大3フィート(約0.9メートル)の高潮(ストームサージ)と高波、強い離岸流も懸念される。
すでにハワイ火山国立公園内のナフクでは20.74インチ(約527ミリ)の雨が降った。ハワイ最高峰のマウナケア山頂では時速140マイル(約225キロ)の強風が観測されている。高地や山から風が吹き下ろす地域では、実際の風速が予報をはるかに上回る可能性があるとNHCは警告した。
停電被害も相次いだ。ハワイ当局によると、この日夕方、州全域で約7万6000カ所が停電し、ハワイ島各地では倒木や電線に関する通報が相次いだ。ハワイアン・エレクトリックは長時間の停電が夜通し続く可能性があると案内した。ハワイ州兵約180人も緊急対応に投入された。
ヒロ国際空港とエリソン・オニヅカ・コナ国際空港は一時閉鎖された。ハワイ島とマウイ郡の商業港も閉鎖された。ハワイ島にはハリケーン警報が、マウイ・ラナイ・モロカイ・カホオラウェ・オアフ・カウアイ・ニイハウには熱帯暴風雨警報がそれぞれ発令された。
ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は、住民に屋内にとどまり道路に出ないよう呼びかけた。グリーン知事は「ものすごい量の水が降ってくる」とし、大規模な浸水と停電に備えるよう求め、「非常に深刻な暴風雨」と警告した。
ハワイ州はララに備え、14日に非常事態を宣言した。州天然資源部は河川や浸水危険地域を整備し、米国立公園局はハワイ火山国立公園の大部分を閉鎖した。教育当局も週末の学校関連の放課後活動を中止した。
ハワイにハリケーンが上陸したのは、1992年のカテゴリー4のハリケーン「イニキ」が最後だった。当時、イニキにより6人が死亡し、約30億ドル(現レートで約4775億円)の財産被害が発生した。

