【フカボリ天気】令和8年8月千葉豪雨 経験したことのない大雨に 今後少しの雨でも災害に警戒を
8月13日(木)から千葉県では記録的な大雨となりました。記録的短時間大雨の情報は計25回、線状降水帯発生の情報は3回発表され、一時、「レベル5大雨特別警報」や「レベル5土砂災害特別警報」が発表されました。
今回の豪雨に対して、気象庁は「令和8年8月千葉豪雨」と名称を定めました。大雨を振り返り、今後の天気や注意点をまとめます。
■経験したことのない大雨に 平年の8月雨量の3倍がわずか半日で

13日(木)は湿った空気や上空寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となっていたのに加え、千葉県では風が収束したことなども要因となり、記録的な大雨となりました。
関東地方では午前中から雨雲の発達しているところがありましたが、雨雲は移動していたため、大きな災害が発生するような大雨とはなっていませんでした。ただ、夕方ごろから千葉県内で雨雲が停滞するようになり、千葉では午後6時48分までの1時間に観測史上最大となる115.0ミリの猛烈な雨を観測しました。
夕方から14日(金)の未明にかけて千葉県内の各地で1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象防災速報(記録的短時間大雨)の情報が計25回も発表されました。記録的短時間大雨とは、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨となり、災害の危険度が高まっているときに気象庁が出す情報です。また、線状降水帯発生の情報も3回発表されました。
14日(金)午前1時までの12時間降水量は千葉で347.0ミリ。千葉の平年の8月1ヶ月の雨量が115.7ミリですので、そのおよそ3倍が一気に降ったことになります。
大規模な冠水や浸水、中小河川の氾濫、土砂災害などがすでに発生している、もしくは重大な災害が差し迫っている状況だとして、「レベル5大雨特別警報」が千葉県の22の市町に、「レベル5土砂災害特別警報」が6市に発表されました(14日(金)の明け方に解除)。
5月下旬に新たな防災気象情報の運用が始まってから、レベル5の特別警報が発表されるのは全国で初めてのことでした。
■少しの雨でも災害発生の危険度高まるおそれ 15日(土)明け方にかけて非常に不安定

14日(金)の明け方に「レベル5大雨特別警報」や「レベル5土砂災害特別警報」は解除されましたが、記録的な大雨で地盤の緩んでいるところや増水している河川があるほか、浸水が続いているところがあるとみられます。
今後、少ない雨でも土砂災害や洪水災害などの危険度が高まるおそれがあります。崖や川など危険な場所には近づかないようにしてください。
14日(金)午後8時現在も、千葉県内の所々に活発な雨雲がかかっていて、15日(土)の明け方にかけては激しい雨や雷雨となるおそれがあります。安全なところで過ごすようにしてください。
日中は関東では湿った空気や上空寒気の影響も弱まり、非常に不安定な状態は解消に向かうでしょう。にわか雨の可能性はありますので、少しの雨でも災害発生に警戒してください。
■厳しい蒸し暑さ 復旧作業はこまめな休憩や水分補給を

15日(土)の千葉県内は日中30℃以上の真夏日となるところが多いでしょう。雲が多めながら、多少晴れ間の出るところもありそうで、蒸し暑くなりそうです。復旧作業や片付けは2人以上で、こまめに休憩や水分補給をして無理せず行うようにしてください。
また、東京電力パワーグリッドによりますと午後8時現在も停電が続いているところがあるようです。喉が渇く前に、時間を決めて水分・塩分補給をしたり、水で濡らしたタオルで体を冷やすなどして、熱中症を予防してください。
15日(土)予想気温(最低/最高)北西部(千葉)24℃/31℃
北東部(銚子)24℃/28℃
南部(館山)23℃/31℃
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来週は厳しい暑さが戻ってくる予想です。銚子でも18日(火)以降は30℃以上の真夏日となる予想で、東京都心でも来週中頃からは35℃に迫る暑さとなるでしょう。関東内陸では猛暑日となるところもありそうです。来週は暑さにも警戒をしてください。
