1日、上海世紀公園で行われた夜間の昆虫科学普及イベント。(上海=新華社記者/陳愛平)

 【新華社上海8月14日】中国上海市ではこの夏休み期間中、多くの市民が上海自然博物館の市民科学イベントに参加し、生物多様性の保全に一役買っている。

 博物館が今年、長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)の複数の機関と共同で実施する科学プロジェクトは「上海魚類調査」「上海昆虫家譜」「上海チョウ類モニタリング」など6件に上る。

1日、上海世紀公園で撮影した羽化中のセミ。(上海=新華社記者/陳愛平)

 参加者は身の回りの野生動物を探し、撮影した写真や録音データ、観察地点などの情報を同博物館のオンラインプラットフォームにアップロードする。これらのデータは専門家による研究や保護活動の基礎資料となる。期間中には、市民を集めた実地調査も集中的に開催された。

 「上海昆虫家譜」プロジェクトは、市内の昆虫の種類を調査し、共同で「昆虫名簿」の更新を目指している。最新の統計によると、すでに数百人の市民から数千件に及ぶデータが寄せられた。

 博物館の担当者は「今後も市民科学の普及モデルを深化させ、市民を科学研究の実践にいざなうことで、科学と市民の交流を促進していく」と語った。(記者/陳愛平)

1日、上海世紀公園で、科学普及イベントの講師の説明を受けながら昆虫やカエルなどの生物を観察する子どもたち。(上海=新華社記者/陳愛平)
上海市閔行(びんこう)区の米市渡松南郊野公園で昆虫の調査を行う市民。(6月28日撮影、上海=新華社配信)