新幹線の帰省ラッシュは“地獄”。泣き出す子供、指定席なのに「譲っていただけませんか?」に困惑/実は「お子さま連れ車両」が90本走っている
JR東海が発表した「2026年度 お盆期間の指定席予約状況」によると、今年のお盆(8月7日~16日)に用意された東海道新幹線の座席は479万席。予約のピークは下りが8月8日(土)、上りが8月16日(日)と見込まれています。
今回ご紹介するのは、過去に大きな反響を呼んだ実録エピソードから、きちんと指定席を取っていたのに、車内でとんでもない目に遭ってしまった人たちの話。ビールと駅弁を用意して「さぁ飲むぞ」とくつろぐ直前、見知らぬ母親から思わぬ「お願い」をされてしまいます。
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◆混雑する新幹線の車内で…
実家に帰省中に「ちょっとびっくりしちゃったことがあって」と話してくれたのは倉田裕香さん(39歳・仮名)。
「旦那と息子は男だけで旅行に行き、今年の正月は私ひとりで実家に帰省することになったのです。 新幹線は指定席を買っておかないと座れないので、当たり前に買っておきました。ビールと豪華な駅弁を用意して、『さぁ飲むぞ!』とウキウキしていました」
まわりには、指定席が取れずに立っている人がチラホラ。その中で、まだ小学生にもならない男の子が「座りたいぃぃ!」と号泣したようだ。
「小さい子だから座りたいよね、可哀想に……とは思いましたが、『なんで親は先に指定席を買わなかったんだろう』って不思議でした。ぎりぎりに決まったとか、事情があるのかもしれませんが。結構なボリュームで泣き続けていました」
◆まさかの「席を譲っていただけませんか?」
親がなだめてはいるものの、一向に収まる気配はない。倉田さんは気の毒に思いつつもビールを口にもっていった。すると母親がいきなり話しかけてきたのだ。
「びっくりしました。『すみません、すごくこの子が泣いているんで……席を譲っていただけませんか?』って。え、私が? って。
だって、山手線とかの普通の優先席ならまだしも、ここは新幹線の有料の指定席ですよ? 確かに可哀想だけど、譲らなきゃいけない理由はないじゃないですか」
倉田さんが困惑していると、母親は「たぶん着くまで泣いてしまうので……お願いします!」と頭を下げてきたのだ。
「今からビールと駅弁食べて、ひと眠りしようと思っていたのに、どうしよう。本当に困ってしまって黙っていたら、横のおじさんが助けてくれたんです。
