【ラグビー】ブニランギ選手の死去 対策施された中でも重度の熱中症を発症 リーグワンは「不適切な対応はなかった」との認識
ラグビー・リーグワン2部の九州で、ロックのサイモニ・ブニランギ選手が練習中に熱中症の症状を訴えて緊急搬送され、7日午前に亡くなったことを受け、リーグワンはチームの対応について「不適切な対応はなかったと思われる」との認識を示した。ブニランギさんは、3日午後の練習中に体調が急変。懸命な治療が施されたが、7日午前に息を引き取っていた。
九州によれば、今季1部の東京SGから移籍してきたブニランギさんは、7月23日にチームに合流。個人トレーニング期間を経て、今月3日のチーム初練習に参加したという。午後3時から、屋内の練習場で約1時間のウェートトレーニング。その後約30分間の休息を取り、午後4時50分から屋外トレーニングを始めたという。
当日は、チーム全体とは別メニューで調整。他の選手3人と、トレーナーの指導のもとランニング中心の練習を約50分間行った。トレーニング終盤、ブニランギさんがふらついていたことから、トレーナーの指示で練習を中断。その後、熱中症の症状が見られたためメディカルスタッフが対応にあたっていたが、意識が混濁し始め、救急車を要請。緊急搬送されたという。チームによれば、ブニランギさんの当日の体調は、トレーナーが口頭で確認。問題ない旨、回答を得ていた。また、ブニランギさん以外に体調不良を訴えた選手はいなかったとした。
リーグワンによれば、例年、夏季の練習および合宿の実施に関する熱中症対策や安全対策については、日本ラグビー協会から各県協会やチームに通達されている。今年も6月に通達され、九州もガイドラインに沿った対策を取っていたという。気象庁によれば、8月3日の福岡市の最高気温は午後2時時点で35・8度。九州は、外での練習時間を同日の午後5時(34・5度)からとし、適度な休息、給水の時間を設定。グラウンドには給水ボトルを常時置き、メディカルスタッフも常駐させていたという。ブニランギさんの事故を受け、リーグワンは「大変、重く受け止めている」としつつ、九州については詳細を把握した上で「不適切な対応はなかったと思われる。出来る対応は行っていた」との認識を示した。
事故を受け、九州は現在、チームの活動を停止している。再開の時期は未定で、対策などは今後検討していくという。

