◆米大リーグ レッドソックス12×―11ホワイトソックス=延長13回=(6日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 赤白靴下対決の第3ラウンドは、延長13回の死闘の末にレッドソックスが劇的サヨナラ勝ちを収め、3連戦3連勝とした。レ軍の吉田正尚外野手は4回に左前打、6回に左翼グリーンモンスター直撃の適時二塁打を放つなど、4日以来となる今季16度目のマルチ安打。延長10回に四球を選び、代走を出されて交代した。4打数2安打1打点1得点1三振1四球で打率は2割6分9厘となった。

 レ軍は、終始先行を許しながらも5度、同点に追いつき、11−11で迎えた延長13回、ダービンの中前サヨナラ打で4時間23分の戦いに決着をつけた。ナ・リーグ西地区首位のドジャース、ア・リーグ中地区首位のホ軍を連続スイープするなど、連勝は7に伸びた。

 試合後のトレーシー暫定監督はチームの粘りを絶賛。「プレーしていないのに、汗びっしょりだ。マラソンのような試合だった。選手は勝つために試合に臨んでいる。そのためにあらゆる手段をつくす。彼らは負けたくない。本当に感心させられた。一進一退の本当に素晴らしい試合だった」と死力を尽くした選手をたたえた。

 先発能力もあるベヨが9番手で延長12回から2イニングを投げ、ブルペンを使い果たした。「球数(28球)も増えていたし、あの回で絶対に決めたかった。もし延長14回になっていたら、DHを解除して、野手が投げていた。例え1イニングだけベヨにまかせたとしても、すぐ使い果たしていただろう」と指揮官は振り返った。

 同シリーズでは、今季24本塁打で、中地区1位の快進撃の原動力となっている村上にアーチを許さなかった。シリーズ3試合で13打数1安打に抑え、7三振を奪った。外角へのボールを主体に危険を避けた配球が奏功した。トレーシー暫定監督は「彼は非常にパワフルな打者だ。打線の中でも、(特に)ホームランを打つ能力を持っている。一振りで3点を取れるような打者だから」と振り返った。