《人気セクシー女優が25歳で植物状態に》1日5〜6グラムを摂取…ケタミン依存克服のため高級施設に入所するも8日後に心停止、約4.5億円で和解【アメリカ】
ケタミン依存症を克服しようと、高額なリハビリ施設に入所した25歳の人気セクシー女優。しかし、入所からわずか8日後、彼女は施設内で心停止に陥った。救急隊員が30〜40分ほど心肺蘇生を行うあいだ、脳が低酸素状態に置かれたことが原因で、遷延(せんえん)性意識障害(いわゆる植物状態)となった。家族が施設側を提訴。今年7月、約300万ドル(約4億5000万円)で和解が成立した。
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米国における同業界のトップスターだったエミリー・ウィリス(本名リッツィ・ララ・バニュエロス、現在27歳)は、2021年に業界のアワードで年間最優秀パフォーマー賞を受賞。これまでに700本以上の作品に出演し、スリラー映画『ディヴィニティ』にも起用されるなど、業界を代表する人気女優として活躍していた。
その一方で、エミリーは1日5〜6グラムという大量のケタミンを摂取する生活を続けていたという。ケタミンは本来、医療現場で麻酔薬として使われる薬物だが、高用量では現実から切り離されたような感覚(解離)や幻覚などを引き起こすことがある。
「海外ではクラブドラッグとして以前から広く乱用されてきましたが、近年では日本においても無関係な薬物ではありません。今年6月には人気TikTokerの男性がケタミン所持で逮捕されるなど、密輸や所持による摘発が相次いでいます。海外だけの問題とは言えない状況です」(海外ジャーナリスト)
ケタミン依存に加え、PTSDや夜驚症、膀胱炎など複数の健康問題を抱えていたエミリー。2024年1月27日、依存症を克服しようとカリフォルニア州マリブにある高級リハビリ施設「サミット・マリブ」に入所し、約680万円の21日間プログラムに望みを託した。
「家族によると、入所時の体重は約45キロ。母親はエミリーがひどく痩せていると感じていたといいます。容体は入所後まもなく悪化し、衰弱や錯乱、脱水症状がみられ、歩行や食事もままならない状態になったとのこと。
入所から1週間後には呼吸困難を訴え、救急隊も駆け付けましたが、病院へ搬送されることはありませんでした。そして翌日の2月4日(現地時間、以下同)正午ごろ、自室で呼吸も脈もない状態で発見されたのです」(同)
報道によると、当時行われた初期の毒物検査では薬物は検出されなかった。心停止に至った直接的な原因は、現在も明らかになっていない。
植物状態となり家族が提訴…施設側「本人は受診を望まなかった」
事件から約1か月後の2024年3月、家族は医療費を賄うためクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で募金を開始。目標額の6万ドル(約900万円)を大きく上回る約12万ドル(約1800万円)を集め、5月に家族は「目で物を追うなど回復の兆しはあるが、意思疎通はまだできない」とエミリーの近況を募金サイトで報告している。
それから7か月後の12月27日、家族はリハビリ施設の怠慢や過失により適切なケアが行われず、重い後遺症を負ったとして訴訟を起こした。
一方、施設側は「本人は医療スタッフの勧告や処方薬を拒否し、病院での受診も望まなかった」と反論。本人の意思に反して病院へ搬送する法的権限はなく、スタッフは定期的に診察や経過観察を行っていたとして、過失を否定した。
「エミリーに何が起きたのか誰もわからない」
双方の主張は最後まで対立したものの、今年7月15日、裁判所の承認を経て約300万ドル(約4億5000万円)で和解が成立した。
「家族側の担当弁護士は『エミリーに何が起きたのか、施設側が別の対応をしていれば心停止を防げたのかは、正確には誰にもわからない』と説明。施設側も最後まで過失を認めていません。
和解金の300万ドルから弁護士費用などを差し引いた約125万ドル(約1億8700万円)は、今後の医療費や生涯にわたる介護費用に充てられる見通しです」(同前)
和解が成立しても、エミリーの闘いは終わっていない。植物状態となったエミリーはリハビリを続け、母親によると現在は目や首の動きで意思を示し、周囲の状況の約8割を理解しているように見えるという。
10回以上の手術を経て、スペインで新たな治療も検討している。長いリハビリの終わりは、まだ見えていない。
