暑い日が続く県内 気象台での観測方法は? 観測気温と体感気温の差なぜ?
武道キャスター
スタジオには、気象予報士の平島さんです。きのう梅雨明けした県内、きょうは青空が広がりましたね。
平島気象予報士
はい、きょうも厳しい暑さとなりました。
日中の最高気温は、富山空港で33.9度、富山市で33.4度など県内10の観測地点すべてで真夏日となりました。KNBのまとめでは、きょう午後5時までに県内で11人が熱中症の疑いで病院に運ばれ、このうち2人が中等症です。
私たちの実感としては、観測されている気温よりも一層、暑く感じることが多いように思いますね。
平島気象予報士
きょうは、その気温についてお伝えします。
富山地方気象台では、気温や降水量などをさまざまな機器で観測しています。
富山地方気象台 津田雄輝さん
「こちらが気温を測っている温度計が入っている、通風筒になります。太陽の光を直接、温度計で測らないようにするために、金属の筒に入れて気温を測っております。また、そのままでは空気が滞留してしまいますけれど、上にファンを取り付けて、下から上に空気を循環させることによって、外の空気を常に観測できるようになっています」
平島気象予報士
気温を測る高さや周囲の環境についても、気象庁は全国統一の基準を定めています。
富山地方気象台 津田雄輝さん
「太陽からの照り返しが直接気温に関係ないようにするために、下が芝生になっているほか、下からの高さが1.5メートルのところに、こちらの通風筒を取り付けております」
武道キャスター
気温を観測するには、さまざまな工夫やルールがあるんですね。
平島気象予報士
一方で、人が感じる暑さは、気温だけで決まるわけではありません。日差しや路面からの照り返し、湿度や風など、さまざまな要因が影響しています。
こちらは環境省が調査した、街中で測った温度の違いです。真夏の晴れた日中は、気温が30度でも、地面の表面温度は50度ほどまで上がります。さらに、熱をため込みやすい黒いアスファルトでは、60度を超えることもあります。
武道キャスター
足元に近づくほど、温度が上がるということですね。先ほどお伝えしたように、気象庁が発表する気温は「地上1.5メートル」の高さで観測したものです。環境省によりますと、気温がおよそ32度だと、子どもの身長を想定した高さ50センチでは、およそ35度に達していました。さらに地面に近いペットの高さでは、それ以上の暑さになることもあります。
平島気象予報士
子どもやペット、車いすの方などは、想像以上に厳しい暑さにさらされているわけですね。
平島気象予報士
周りの人がそのリスクを理解し、しっかり暑さ対策をしてほしいと思います。

