『Golden SixTONES』が視聴率でも『行列』超え……アイドルは地上波を救う!?
アイドルの冠バラエティが増えている
中森明菜(61)が6月28日放送の『Golden SixTONES』(日本テレビ系)に出演。20年ぶりのバラエティ登場とあって大きな話題となった。
「『Golden〜』は『行列のできる相談所』の後番組としてスタート。『行列〜』は23年続いた人気バラエティでしたが、番組後期と比べれば視聴率は『Golden〜』が上回っています。しかも、若年女性層の人気が高く、スポンサーからも好評です」(広告代理店関係者)
かつてバラエティ=人気芸人の冠番組だったが、深夜帯も含めて、アイドルの冠がついたバラエティが増えている。
「多チャンネル化、趣味の多様化によって、若者のテレビ離れが加速しているのは周知の通り。一方、推し活が定着したことで、アイドルに時間とおカネを費やす層は増えた。高視聴率が見込めないのならば、グッズやイベント展開が見込めるアイドルをバラエティに起用したほうが総合的に儲けられるとテレビ局は判断しているのです」(放送作家)
熱心なファンが多い旧ジャニーズ勢は以前から冠番組を持っていたが、制作会社ディレクターは「『BE:FIRST』や『M!LK』といった、他事務所のボーイズアイドルグループが冠番組を持てるようになったことも追い風」だと言う。
「旧ジャニーズ事務所がテレビ局に対して絶大な影響力を持っていたころは、各局が他事務所のアイドルの起用に消極的になっていました。ところが、『SMAP』の解散・独立騒動を受けて、旧ジャニーズ事務所が公正取引委員会から注意を受けたことで、状況は一変しました」
門戸は開かれ、『Snow Man』がバラエティから人気に火がついたことから、「旧ジャニーズ以外の芸能プロ側も本気でバラエティに取り組むようになり、個人の魅力が光る番組が増えた」とこのディレクターは指摘するのだ。
先の『Golden SixTONES』は″超王道スタジオバラエティ″がコンセプトだ。
「実験的なロケ企画から、番宣俳優も安心して参加できるゲーム企画まで幅広い。グループのファン以外も楽しめます。番組の勢いを推進力に、同時デビューした『Snow Man』に迫る人気になりつつある」(キー局プロデューサー)
『令和ロマン』の松井ケムリ(33)など、進行を務める″公式お兄ちゃん″と呼ばれる人気芸人たちの存在も大きい。
「『乃木坂46』が国民的グループになったのは、彼女たちの番組でサブMCを務めた『バナナマン』がメンバーの魅力を引き出してくれたことも大きい。アイドル番組のサブMCは、芸人たちにとっても登竜門的存在になりつつある。冠番組を持たせられるかどうか、アイドル番組でサブMCをさせて適性を見る……という流れができつつある」(前出・放送作家)
もちろん、アイドル番組の乱立にはデメリットもある。
「男性グループなら体当たり企画も多少はやってもらえるが、女性アイドルだとそうはいかない。グルメものとか既視感のある無難な企画に落ち着きがちです。メンバー全員が強烈なスキルと個性を持ち、何をやらせてもエンタメになった『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)は偉大です」(前出・制作会社ディレクター)
アイドルは地上波を救う――のか?
