韓国も歴史的猛暑、南東部の梁山で42度観測…今年から39度以上予想で「猛暑重大警報」も発令
【ソウル=依田和彩】日本が猛暑に見舞われる中、隣国の韓国でも歴史的な暑さが連日、続いている。
南東部の慶尚南道(キョンサンナムド)・梁山(ヤンサン)では2日、国内観測史上最高の42・5度を記録した。熱中症患者が多発し、政府が対策に乗り出している。
梁山では1日にも41・6度を記録し、観測史上最高を更新したばかりだった。韓国気象庁が国内97か所に設置している観測地点で、昨年までの最高気温は2018年8月に北東部で記録した41度だった。2日は南東部・慶州(キョンジュ)で40・3度、南部・釜山で38度、ソウルでも34・9度を記録した。
韓国・聯合ニュースによると、5月15日から7月31日までの熱中症患者は全国で1781人に上り、このうち13人が死亡した。家畜への被害も広がり、5月15日から今月1日までに全国で豚など約43万2000頭、養殖魚約16万5000匹がそれぞれ暑さで死んだ。一部地域では干ばつの被害も発生し、農作物への影響が懸念されている。
韓国政府は、干ばつ被害が発生した地域に特別交付税として57億5000万ウォン(約6億円)を交付する方針を決定した。暑さが厳しい南部の自治体には、扇風機などの物資購入費用として計1億7000万ウォン(約1900万円)を支援する。
韓国では年々、夏の暑さが厳しくなっている。政府は今年から最高気温が39度以上か、体感温度が38度以上と予想される場合に「猛暑重大警報」を発令する運用を開始した。

