31日、今年9月から開催される第20回アジア競技大会 愛知・名古屋2026に臨むU-21日本代表メンバー23名が発表された。今大会は23歳以下の年齢制限に加え、オーバーエイジ3名も招集可能だが、日本は21歳以下のメンバーのみで構成。都内で行われた記者会見に出席した大岩剛監督は「地元でぜひとも優勝するということを目標に定めて戦っていきたい」と意欲を述べた。

 大岩監督体制の招集歴も多い選手たちを中心にメンバーが構成された。海外組は4名で、この世代のキャプテンを務めてきたDF市原吏音(AZ)やU-17日本代表キャプテンの経験も持つDF小杉啓太(フランクフルト)、直近のJ1百年構想リーグの活躍で海外移籍を実現させたMF石渡ネルソン(シントトロイデン)や、桐蔭横浜大を途中退部で海外挑戦を果たしたFWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(オールボー/デンマーク)が招集された。

 今年から9月と10月のインターナショナルウインドー(IW/国際Aマッチウィーク)が統合されたことで、アジア大会は途中からIWに入る日程となり、海外組の招集が実現した。ただ、開幕はIW開始より1週間早く、選手が大会途中から合流する可能性もある。山本昌邦技術委員長は「そこは調整しているところ」と説明し、4人が大会序盤から合流できるよう海外クラブとの交渉を継続していることを明かした。

 初招集選手はおらず、海外組以外も大岩監督体制の主力といえる選手が名を連ねた。今年1月にサウジアラビアで行われたAFC U23アジアカップの優勝メンバーは今回の23名中16名。優勝メンバー以外では、E-1選手権でA代表デビュー済みのGKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)や6月の活動で代表復帰したMF中島洋太朗(広島)、今夏ゲンクからV・ファーレン長崎に加入したMF保田堅心(長崎)、直近の活動で招集が続くDF佐藤海宏(新潟)やFW福永裕也(京都産業大)も引き続き選出された。

 一方で、これまで主力を担ってきた一部メンバーは選出されなかった。北中米ワールドカップメンバーのFW塩貝健人(ボルフスブルク)やFW後藤啓介(フライブルク)、今夏バレンシアに移籍したU23アジア杯MVP・MF佐藤龍之介、ソシエダで研鑽を積むDF喜多壱也ら海外組は不在。U23アジア杯優勝の原動力となったものの、6月の欧州遠征で負傷していたMF小倉幸成(法政大/岡山内定)も招集外となった。

 23歳以下の大会を21歳以下で挑み、なおかつオーバーエイジも呼ばず。大岩監督は「(U23)アジア杯でチャンピオンになった選手たちも数多く呼べる状況にある」と現有戦力に自信を示しつつ、警戒感も口にする。「優勝経験は選手にとっても非常に自信になる大会だった。ただそれをこの大会に活かすという言い方は変だが、それが優ってしまうと足元をすくわれる」と気を引き締めた。

▽GK

12 小林将天(松本)

1 ピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)

23 荒木琉偉(G大阪)

▽DF

5 市原吏音(AZ)

2 梅木怜(今治)

3 小杉啓太(フランクフルト)

6 永野修都(FC東京)

4 土屋櫂大(福島)

22 岡部タリクカナイ颯斗(東洋大)

21 佐藤海宏(新潟)

15 森壮一朗(岡山)

▽MF

14 大関友翔(川崎F)

8 保田堅心(長崎)

7 石渡ネルソン(シントトロイデン)

10 石井久継(湘南)

17 中島洋太朗(広島)

18 嶋本悠大(清水)

▽FW

13 古谷柊介(東京国際大/柏内定)

19 ンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(オールボー/デンマーク)

16 福永裕也(京都産業大)

11 横山夢樹(C大阪)

9 道脇豊(いわき)

20 石橋瀬凪(湘南)

(取材・文 石川祐介)