【倒産情報】鉄道部品の設計・卸し会社が自己破産 当初はロケット、その後鉄道部品に転換も新型コロナの影響などで減速…売り上げ回復見込み立たず【帝国データバンク】
山形県新庄市の鉄道車両部品卸会社が、自己破産を申請していたことが分かりました。負債額は約1億円とみられています。
帝国データバンク山形支店によりますと、自己破産を申請したのは新庄市の「シンワ工業」です。シンワ工業は4月30日、山形地裁新庄支部に自己破産を申請しました。負債額は約1億円の見込みですが、今後変動する可能性があるということです。
■ロケットから鉄道に転換
シンワ工業は2004年に創業し、当初はロケット部品などの製造を行っていましたが、その後、鉄道車両部品の設計と卸売りに事業を転換しました。2018年8月期には、東京オリンピックに向けた鉄道車両のモデルチェンジ需要を受け、およそ1億7800万円の売り上げを計上していました。
しかし、オリンピックの閉幕に伴い車両のモデルチェンジが一段落したことで受注が減少したほか、新型コロナウイルスの影響によるモデルチェンジの延期が相次ぎました。さらに、外注企業の廃業や倒産によって受注の確保自体が困難になったことで業績が悪化しました。
■売り上げが大きく減少
これらの影響により、2025年8月期の売り上げは約2200万円まで激減し、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したということです。
なお、関連会社の「シンワテクノ」についても、破産という措置となっているということです。

