「身に覚えがありません」は通用するのか。元テニス女王・平木理化容疑者の逮捕で浮き彫りになった「送金バイト」の罠
治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が自身のYouTubeチャンネルで「【高知・ロマンス詐欺】元テニス女王・平木理化容疑者に何が。元警視庁刑事が解説」と題した動画を公開した。元プロテニス選手の平木理化容疑者がロマンス詐欺の疑いで逮捕された事件を取り上げ、その背景にある「送金バイト」と呼ばれる最新の犯罪手口について詳しく解説した。
動画の冒頭、小比類巻氏は1997年の全仏オープン混合ダブルスで優勝した経歴を持つ平木容疑者が、詐欺の疑いで逮捕された事件の概要を説明。「この手口について以前私の番組でも取り上げたことがあったので、その手口に該当しているのではないか」と、本件を取り上げた動機を語った。
事件は、鹿児島市に住む50代女性が「フランスで働く日本人整形外科医」を名乗る人物からSNSを通じてアプローチされ、約30万円をだまし取られたというもの。被害金が振り込まれた先が平木容疑者の口座であり、そこから約27万円が同容疑者名義の暗号資産口座へ移され、2万円がATMから引き出されていた。小比類巻氏は、取り調べに対し「身に覚えがありません」と容疑を否認していることについて言及しつつ、消えた30万円の行方に焦点を当てた。
小比類巻氏は、この資金移動が従来の「口座売買」とは異なる点を強調する。従来の口座売買は、キャッシュカードや暗証番号ごと犯罪組織に売り渡す手口だったが、今回は名義人本人が口座を管理し、入金された金を別の口座や暗号資産に移している。警察庁はこの手口を「送金バイト」と呼んでおり、小比類巻氏は「金融機関から見ると、一見すると通常の取引に見えるわけなんです」と、その巧妙さと危険性を指摘した。
さらに、なぜ元トップアスリートがこのような犯罪に加担したのかについて考察。「懸賞金だとか何かをあなたが当選しましただとか言って」という甘い言葉で口座情報を聞き出され、知らず知らずのうちにマネーロンダリングの片棒を担がされるケースがあると説明した。その上で、最初から犯罪の計画を理解して被害金を受け取る口座を用意していたのであれば「詐欺罪に問われる可能性がある」とし、警察による立証が鍵を握ると自身の見解を示して動画を締めくくった。
動画の冒頭、小比類巻氏は1997年の全仏オープン混合ダブルスで優勝した経歴を持つ平木容疑者が、詐欺の疑いで逮捕された事件の概要を説明。「この手口について以前私の番組でも取り上げたことがあったので、その手口に該当しているのではないか」と、本件を取り上げた動機を語った。
事件は、鹿児島市に住む50代女性が「フランスで働く日本人整形外科医」を名乗る人物からSNSを通じてアプローチされ、約30万円をだまし取られたというもの。被害金が振り込まれた先が平木容疑者の口座であり、そこから約27万円が同容疑者名義の暗号資産口座へ移され、2万円がATMから引き出されていた。小比類巻氏は、取り調べに対し「身に覚えがありません」と容疑を否認していることについて言及しつつ、消えた30万円の行方に焦点を当てた。
小比類巻氏は、この資金移動が従来の「口座売買」とは異なる点を強調する。従来の口座売買は、キャッシュカードや暗証番号ごと犯罪組織に売り渡す手口だったが、今回は名義人本人が口座を管理し、入金された金を別の口座や暗号資産に移している。警察庁はこの手口を「送金バイト」と呼んでおり、小比類巻氏は「金融機関から見ると、一見すると通常の取引に見えるわけなんです」と、その巧妙さと危険性を指摘した。
さらに、なぜ元トップアスリートがこのような犯罪に加担したのかについて考察。「懸賞金だとか何かをあなたが当選しましただとか言って」という甘い言葉で口座情報を聞き出され、知らず知らずのうちにマネーロンダリングの片棒を担がされるケースがあると説明した。その上で、最初から犯罪の計画を理解して被害金を受け取る口座を用意していたのであれば「詐欺罪に問われる可能性がある」とし、警察による立証が鍵を握ると自身の見解を示して動画を締めくくった。
YouTubeの動画内容
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チャンネル情報
元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。