ダン・ティクタム氏、最終ラップでデニス氏を逆転!2026 TDK Tokyo E-Prix 第14戦で優勝

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ダン・ティクタム氏(クプラ・キロ)が、最終ラップでジェイク・デニス氏(アンドレッティ)をオーバーテイクし、2026 TDK Tokyo E-Prix第14戦を制覇。ニック・キャシディ氏(シトロエン・レーシング)が3位に入った。ランキング首位を走っていたパスカル・ヴェアライン(ポルシェ フォーミュラ Eチーム)がリタイアしたことを受け、ジャガー TCS レーシングのミッチ・エヴァンスが144ポイントでABB FIA Formula Eドライバーズ世界選手権の首位に浮上した。また、ジャガー TCS レーシングはABB FIA Formula Eチームズ世界選手権でのリードをさらに広げている。

第14戦は、シトロエン・レーシングのチーム代表である故シリル・ブレイズ氏をチーム一同で追悼するなど、フォーミュラEコミュニティにとって特別な意味を持つ週末となった。ABB FIA Formula E世界選手権第15戦は、7月26日(日)に東京で開催。その後、2025/26シーズン最終ラウンドとなるロンドン大会(2026年8月15日・16日)を迎える。

■クプラ・キロのダン・ティクタム氏が劇的な勝利
フォーミュラE史上初となる東京でのナイトレース、ダブルヘッダーの第14戦ではクプラ・キロのダン・ティクタム氏が劇的な勝利を飾った。ティクタム氏は最終ラップの最終コーナー手前でジェイク・デニス氏(アンドレッティ)を鮮やかに抜き去り、優勝を獲得。3位にはシトロエン・レーシングのニック・キャシディ氏が入り、チームにとって感慨深い表彰台となった。

予選6番手からスタートしたティクタム氏は、ピットブーストとアタックモードを序盤に投入する積極的な戦略を実行。ピットストップを終えた時点で実質的なレースリーダーへと浮上した。一方、デニス氏は29周目に50kWの四輪駆動ブーストを活用し、キャシディ氏とティクタム氏を相次いでオーバーテイクし首位を奪い返した。

しかし勝負は最後まで予測不能な展開。最終ラップ、最終シケイン手前の最終コーナーで、エネルギーマネジメントを余儀なくされたデニス氏が早めにアクセルを緩めた隙を見逃さず、ティクタム氏がオーバーテイクに成功。そのままトップチェッカーを受け、今季2勝目を挙げた。これにより直近9大会で9人の優勝者が誕生したこととなり、今季最少タイム差で決着したレースとなった。

3位に入ったキャシディ氏にとっても、この表彰台は特別な意味を持つものとなった。シトロエン・レーシングは、チーム代表シリル・ブレイズ氏の訃報を受けた直後のレースウィークを迎えており、チーム全体にとって感慨深い結果となった。

ドライバーズランキング首位だったパスカル・ヴェアライン(ポルシェFormula Eチーム)は、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガーTCSレーシング)との接触によりリタイア。この結果、ジェイク・デニス氏がタイトル争いへ再び名乗りを上げるとともに、4位でフィニッシュしたミッチ・エヴァンス(ジャガーTCSレーシング)が144ポイントでランキング首位に浮上し、ヴェアラインは141ポイントで2位となっている。また、エドアルド・モルタラも5位入賞を果たしている。

チームランキングではジャガーTCSレーシングがポルシェとの差をさらに広げた一方、マニュファクチャラーズランキングではポルシェがポイント差を縮めている。

■ダン・ティクタム氏(No.33/ クプラ・キロ)のコメント
まずはチームのみんなに心から感謝したいです。振り返ると、今シーズンは自分のキャリアの中でも最も厳しいシーズンの一つでした。運にも恵まれず、チームとしてもミスがありましたし、自分自身もミスを犯しました。でも今日はまったく逆でした。すべてが完璧にはまりました。レース前の準備は非常に良くできていました。スタート1時間前にもあらゆるシナリオを確認し、自分が取りたかった戦略を実行することができ、それが結果につながりました。