YouTubeチャンネル「わがまま社労士の人財革命チャンネル」が、「【働き方激変】「扶養内で少しだけ働く」はもう限界。パートに待ち受ける厳しい現実」を公開した。動画では、社労士のたかこ先生が、人手不足にもかかわらずパートの求人が減少している背景と、これからの時代に求められる新しいパート雇用のあり方について解説している。

世間では人手不足が叫ばれているが、飲食や小売などの業界において、パートの新規求人が前年を下回る月が続いている。たかこ先生は、その理由を「パート雇用の前提が全部崩れたから」だと指摘する。かつては、「パートは安い」「扶養の範囲内なら都合が良い」「短時間の人をたくさん集めれば現場が回る」という3つの前提があった。しかし、最低賃金が急激に上昇する中、短時間勤務のスタッフを大人数抱えることは、シフト調整や欠勤対応、教育などの管理コストが雪だるま式に増える原因となっている。

この状況に対し、たかこ先生は「パートを安い穴埋め設計として雇い続ける」昔の感覚から脱却する必要性を訴える。これからの会社は、パートを「限られた時間で成果を出す戦力」として再設計すべきだと語る。具体策として、まずは「足りない時間を人で埋める発想を捨てる」ことを提唱し、業務を細分化して人がやる価値の高い仕事に集中させるべきだとした。さらに、今いるパートスタッフの任せられる業務範囲を広げ、戦力化することも重要である。その際、役割が増えたスタッフには時給や手当で報いることが求められる。

また、同一労働同一賃金の厳格化や社会保険加入の拡大により、社員とパートを雇用区分だけで分け、待遇に差をつけることはもはや通用しなくなっている。国も共働きを前提として扶養枠をなくす方向へ動いており、扶養を前提とした雇用設計は見直しが迫られている。

「これからの時代、人は量よりも質」と結論づけたたかこ先生。企業は従来の「数で業務を賄う」発想を捨て、少人数で多様な業務に対応できる人材を育成する時代へと突入している。今後の採用設計と組織づくりのヒントが詰まった解説となっている。

チャンネル情報

助成金専門社労士のたかこ先生が、国からもらえる助成金と労務管理について、日本一わかりやすく教えるチャンネル。助成金申請2,000件超、200社以上のコンサル経験をもとに、ヒト・モノ・カネが好循環で回る強い組織=「骨太経営」の実践法を発信中。著書『その悩み、助成金が解決してくれます!』(KADOKAWA)も好評発売中。