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 ◇W杯北中米大会準決勝 フランス 0―2 スペイン(2026年7月14日 ダラス競技場)

 フランスの最強攻撃陣をけん引してきたFWエムバペが、無敵艦隊に封じ込まれた。後半22分にようやく放ったシュートを含め、計3本は全て枠外。「戦術面でも技術面でもやりたい試合ができなかった。とても失望している」。同国最多となるW杯21試合目の節目の出場で3大会連続の決勝進出を逃すと、主将はタッチライン際で立ち尽くした。

 スペインの圧巻の組織力を前に、得点ランク首位に並ぶ8得点の得点源は孤立。チーム全体でも前半のシュートは2本。データ分析会社Optaによると、今大会で上位2番目の計16得点を誇る攻撃陣のゴール期待値はわずか0・3で、同社が分析を開始した1966年大会以降の同代表の最低記録だった。DFデイニュのPK献上とDFサリバの負傷交代も2大会ぶりの頂点を遠ざけた。

 3位決定戦は、12年から同国を率いるデシャン監督がW杯史上単独最多となる26試合目の指揮を刻むと同時に、勇退の一戦となる。「敗北から学び、再出発しなければ」とエムバペ。恩師への花道づくり、そして前回大会に続く史上初の複数大会得点王という偉業達成が、3度目の舞台の最後の仕事となる。