鹿島DF濃野公人 米MLSのDCユナイテッドから正式オファー 24年ベストイレブンの攻撃型SB
鹿島のDF濃野公人(24)が米MLSのDCユナイテッドから正式オファーを受けていることが15日、分かった。複数の関係者によれば完全移籍で交渉中という。
攻撃型サイドバック(SB)の濃野は熊本・大津高、関学大を経て24年に鹿島入り。大卒新人としてはクラブ31年ぶりの開幕スタメンをつかみ、右SBながら類いまれな攻撃センスで9得点と量産。ルーキーでは小野伸二(浦和)、三笘薫(川崎F)らに次ぐ史上5人目のベストイレブンを受賞した。
25年は1得点にとどまったものの、主力として9年ぶりのリーグ制覇に貢献した。今年2〜6月の百年構想リーグは19試合2得点。J1で2位のデュエル勝利数51回を記録するなど守備面の成長も光った。
MLSは年々レベルが上がっており、アルゼンチン代表FWメッシ(マイアミ)、韓国代表FW孫興民(ソン・フンミン、ロサンゼルスFC)らビッグネームが在籍。6月にはスペイン1部バルセロナを退団したポーランド代表FWレヴァンドフスキが、シカゴと契約を結んだ。元日本代表DF吉田麻也(LAギャラクシー)、DF山根視来(同)らも所属する。
DCユナイテッドはMLSを4度制した伝統あるクラブ。昨年7月から元鹿島指揮官のレネ・ヴァイラー監督が率いている。左SBは今冬にG大阪から渡米したDF黒川圭介が主戦でプレー。今季は東地区9位につけている。
交渉がまとまれば初の海外挑戦。日本代表入りも期待される24歳が、米国経由で欧州を目指す。
◇濃野 公人(のうの・きみと)2002年(平14)3月26日生まれ、福岡県出身の24歳。鳥栖U―15、大津高時代は攻撃的なポジションでプレー。関学大3年時にサイドバック転向。24年に鹿島入団。同年はシーズン終盤に負傷離脱も、31試合9得点でベストイレブンを受賞。1メートル79、67キロ。利き足は右。
▽D.C.ユナイテッド 本拠地は米国ワシントンD.C.で創設は1995年。翌96年のリーグ初年度で初代王者に輝くなど4度のMLS優勝と、3度のUSオープン杯優勝を誇る。過去にイングランド代表FWルーニーが所属。本拠地アウディ・フィールドは収容2万人。クラブカラーは黒・赤・白。

