YouTubeチャンネル「生活に役立つメンタルヘルス」が、「人は「何のために生まれて来て」「何のために生きるのか」」と題した動画を公開した。動画では、精神科医や臨床心理士らが、誰もが一度は直面する「生きる意味」について、独自の視点から解説している。

動画の冒頭では、人が「自分は何のために生まれて来たんだろう」と問いかけるのは、楽しい時ではなく、「人生が苦しいとき」や「もう限界だと感じているとき」であると指摘する。続いて、アリストテレスやサルトルといった哲学者の見解を紹介しつつ、誰もが納得する「ひとつの答え」は存在しないと解説した。

解説の中で特に強調されているのは、生きる意味は誰かから与えられるものではないという点だ。動画では、「この世界に存在している。それ自体が、すでに何かの意味を持っている」と語り、本人が気づかないところで誰かの支えになっている可能性に言及した。また、人生が目標通りに進まなかったとしても、「その『描いていたのとは違う人生』の中に、その人にしかできない役割が宿っている」と説明。医者になれなくても別の形で人の役に立つといった具体例を挙げ、望んだ道でなくとも決して「小さな人生」ではないと説いている。

さらに、「朝、好きなコーヒーを飲む時間が好きだから」「好きなドラマの続きが気になるから」といった日常のささいな喜びが、「今日を生きる意味」になり得ると解説。世界を変えるような立派な理由がなくても、小さな理由が積み重なることで、何十年も生きた先に自分でも気づかなかった意味が見えてくると述べた。

最後は「あなたが生まれて来たことにはちゃんと意味がある」と結論づけ、悩みを抱える人々に寄り添うような温かいメッセージで締めくくられている。