Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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死を覚悟するほどの恐怖の体験です。高速道路で後ろから来た車両に数分間にわたり追突を繰り返された被害者が当時の状況を語りました。

ボンネットが大きくへこみ、後ろや側面も潰れ大破した車。高速道路で事件に巻き込まれた被害車両です。

(被害者・夫)
「死んでいた可能性もある」

(被害者妻・妻)
「命があるからいいんですけど、『なんだろうな』という」

高速道路上で1.7キロにわたり後ろから追突を何度も繰り返されたといいます。その車両は現場から逃走。さらに別の場所でも事故を繰り返したのです。

事件が明るみになったのは6月26日。

(目撃した人)
『バンパーが壊れた車が走ってる』

(被害者)
『車をぶつけられた』

静岡・島田市内の一般道で不審車両の目撃や被害の通報が複数、警察に入ったのです。

警察が事故現場に向かう途中、大破しながらも走る車を発見。停止を求めたところ車は信号無視をしたといいます。

警察は、自称・岡山市に住む無職の60歳の男を道交法違反の疑いで現行犯逮捕。

そして、捜査を進めると、この男が事故を起こしながらも逃走するひき逃げ事件を複数件、起こしていたことが分かったのです。

縁石に今も残る当時の痕跡。

(目撃者)
「ものすごい音を聞いた。前と後ろがぺっちゃんこになっていて原型をとどめていない」

逮捕場所から約4キロ離れた場所では。

(記者)
「カラカラと音を立てて走ってきた車が信号待ちをしていた車にぶつかり、その後反対車線に飛び出し逃げていったということです」

これは事故直後の写真です。

縁石に乗り上げた被害者の車。相当なスピードで追突されたことが分かります。この車には母親と1歳、2歳の子どもの3人が乗っていましたが、子どもたちはチャイルドシートをしていたため大きなけがはなかったということです。

ボンネットが大破しながらも事故を起こし走り続けた男の車。さらに、この事件の15分前には…。

(記者)
「男は高速道路上でも複数の事故を起こしていたといいます」

男の車に追突された夫婦に話を聞くことができました。

(被害者・夫)
「後ろからすごいスピードで近づいてくる車がいるなと思ったら、そのままのスピードで車に追突をして…感覚的に2分ぐらい…どんどんつつかれてるような状態で続いていた」

被害に遭った2人は、横浜に自分たちの結婚式の下見へ向かう途中だったという夫婦。

(被害者・妻)
「何度も追突を繰り返されるうちに、これは事故なのかなと…何もわからない状態でぐるんと回ったような形で気づいたら路肩に左側止まっていた」

牧之原SAを通りすぎた直後

①夫婦の乗った車に後ろから来た男の車が衝突。
②その後、1.7キロもの間、衝突が繰り返されました。
③そして、夫婦の乗った車が押し出され隣の車線を走っていたトラックにあたり止まったといいます。

幸い夫婦2人に大きなけがはありませんでしたが、乗っていた車は走ることができなくなり、車に積んでいた自転車などを含めると被害額は1000万円近くになるといいます。

(被害者・夫)
「下道に降りても同じようなことやっていたという、単純に、なぜそこまでして運転を続けたのかという疑問と、本当に怒り、車を運転する以上、こういうリスクもあるということは改めて思った」

警察は1.7キロも衝突を繰りかえしたことを故意とみなし、男をひき逃げのほか傷害の疑いでも逮捕しました。

短時間のうちに連続して起こした交通事故。警察は男の認否を明らかにせず、刑事責任能力の有無を含め、なぜ事故を起こしたのか慎重に調べを進めています。