「炎が消えた」長友佑都、4年後のW杯行きに言及「今は思えない」
燃え続けていたW杯への炎が消えた。5大会連続のW杯出場を果たした日本代表DF長友佑都(FC東京)は北中米ワールドカップ敗退の翌日、ホテルで取材に応じ、4年後のW杯行きについて「今は思えない」と語った。グループリーグ第3節・スウェーデン戦で途中出場し、5大会連続出場の偉業を達成した39歳が、代表引退をほのめかした。
ブラジル戦敗戦から一夜明けても、現実を受け止めるのは簡単ではなかった。「ちょっときついですね」と率直に口にした長友は「終わったときは現実をどう受け入れていいのかというところだったけど、徐々に受け入れてくると、つらさや悲しみが大きくなった」と感情の変化を吐露。大会が終わった喪失感は、時間が経つほど大きくなっていた。
「先のビジョンが今はもうまったくない。4年間燃え続けていた炎が消えている状態なので。今すぐに答えを出せと言われたら、やめるんだろうなという勢い」(長友)。すぐに結論を出すつもりはない。「冷静にゆっくり休みながら、自分の心と会話して先のことを決めたい」とした上で、「自分にやれることはやった。後悔はない。自分のやったことに対しては悔いがない」と言い切った。
4年前のカタール大会後に一度は区切りを考えた。それでも再び心に火がつき、北中米の舞台を目指した。今回は、その時とは違う感情がある。「4年間が重いぶん、こんな一瞬で終わるんだという儚さが釣り合わなすぎて。今までは4年後を目指すって火が点いていたけど、そんなのは簡単には言えない感情に至っている」。スウェーデン戦でピッチに立ち、W杯史上9人目でアジア人初の5大会連続出場。その偉業は自分だけの力とは捉えていない。
だからこそ、その経験を日本サッカーに返していく思いは強い。
「この経験は本当に日本サッカーに還元していかないといけない。どういう立場であれ、還元していかないといけない使命を得ている感覚が非常に強い。前回の大会が終わった後と比べても、全然違う使命感を感じています」
その還元はどのような形になるかわからない。4年後のW杯に再び戻ってきたい思いはあるのか。そう問われると、長友は静かに「今は思えないです」と断言した。
「戻るというのは、4年後にパッと戻れるわけじゃない。この苦しい4年間の歩みがあるので。それを思うと今は思えない」。一方で、日本サッカーへの思いが消えたわけではない。
「そのときに何らかの形で、どんな形になるか分からないけど、日本サッカーに貢献できるのであれば、自分がいただいたこの経験、5大会の経験を日本サッカーに還元したい」
5大会連続出場という偉業の先に、長友は代表選手としての終着点を見つめ始めている。燃え尽きた炎が再びともるのか、それとも別の形で日本サッカーを支えるのか。答えはまだ出ていない。ただひとつ確かなのは、長友佑都が歩んできた5大会分の経験は、これからの日本代表にも受け継がれていく。
(取材・文 石川祐介)
ブラジル戦敗戦から一夜明けても、現実を受け止めるのは簡単ではなかった。「ちょっときついですね」と率直に口にした長友は「終わったときは現実をどう受け入れていいのかというところだったけど、徐々に受け入れてくると、つらさや悲しみが大きくなった」と感情の変化を吐露。大会が終わった喪失感は、時間が経つほど大きくなっていた。
4年前のカタール大会後に一度は区切りを考えた。それでも再び心に火がつき、北中米の舞台を目指した。今回は、その時とは違う感情がある。「4年間が重いぶん、こんな一瞬で終わるんだという儚さが釣り合わなすぎて。今までは4年後を目指すって火が点いていたけど、そんなのは簡単には言えない感情に至っている」。スウェーデン戦でピッチに立ち、W杯史上9人目でアジア人初の5大会連続出場。その偉業は自分だけの力とは捉えていない。
だからこそ、その経験を日本サッカーに返していく思いは強い。
「この経験は本当に日本サッカーに還元していかないといけない。どういう立場であれ、還元していかないといけない使命を得ている感覚が非常に強い。前回の大会が終わった後と比べても、全然違う使命感を感じています」
その還元はどのような形になるかわからない。4年後のW杯に再び戻ってきたい思いはあるのか。そう問われると、長友は静かに「今は思えないです」と断言した。
「戻るというのは、4年後にパッと戻れるわけじゃない。この苦しい4年間の歩みがあるので。それを思うと今は思えない」。一方で、日本サッカーへの思いが消えたわけではない。
「そのときに何らかの形で、どんな形になるか分からないけど、日本サッカーに貢献できるのであれば、自分がいただいたこの経験、5大会の経験を日本サッカーに還元したい」
5大会連続出場という偉業の先に、長友は代表選手としての終着点を見つめ始めている。燃え尽きた炎が再びともるのか、それとも別の形で日本サッカーを支えるのか。答えはまだ出ていない。ただひとつ確かなのは、長友佑都が歩んできた5大会分の経験は、これからの日本代表にも受け継がれていく。
(取材・文 石川祐介)

