アーセナルのミケル・アルテタ監督はカラバオカップ決勝でミスから失点したGKケパ・アリサバラガについて、大舞台で起用したことは「正しかったと信じている」とコメントした。『BBC』が伝えている。

 ケパは今季アーセナルに加入し、プレミアリーグでの出場はない一方でカラバオ杯では全試合に出場。準々決勝ではPK戦を制する活躍も見せて決勝進出に貢献した。決勝ではリーグ首位のチームを支えるGKダビド・ラヤが起用されるのか注目されたが、アルテタ監督はケパにゴールを託した。

 しかし後半15分、ペナルティエリア左からスピードのあるクロスが向かってきたところで痛恨のファンブル。ゴール前に落ちたボールをMFニコ・オライリーに押し込まれて先制点を献上した。4分後にもオライリーに再びゴールを許し、0-2の敗戦で今季1冠目を逃した。

 アルテタ監督は試合後、ラヤを起用すべきだったかについて「分かってはいるが、自分が正しいと思うこと、誠実で公正なことをしなければならない」とコメント。ケパが今大会のこれまででゴールを守ってきたことにも触れて「他の選択をするのは彼にとってもチームにとっても極めて不公平だろうと思う」と話した。

 また、指揮官はGKであっても控え選手にカップ戦での出場機会を確約することはしないことを強調した。「彼は我々がここまで勝ち進むのを助けてくれた」とケパを評価し、パフォーマンスに基づいての起用だったことも説明すると「(起用したことは)正しかったと信じているしそれだけだ。ミスはサッカーの一部であり、今日は残念ながら決定的な瞬間にそれが起きてしまった」と総括した。

 その一方、元イングランド代表GKのジョー・ハート氏は「彼を起用する必要はなかった」と指摘。サッカージャーナリストのジュリアン・ローレンス氏も「決勝で感情に流される余地はない。ベストなチームを起用しなければいけない。個人的にはラヤではなくケパを起用したのは誤った判断だった」と批判的な立場を示した。また、ジェイミー・レドナップ氏は『スカイ・スポーツ』で「大きなミスだ。完全に裏目に出た」と起用判断を疑問視した。