お買い得感が高いホンダ「HR-V」

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中国市場で進化したホンダ「HR-V」

 ホンダと中国東風汽車の合弁会社である東風ホンダは2026年1月8日、SUV「HR-V」の改良モデルを発表しました。

 日本でHR-Vといえば、1998年に「ワゴンでも、クーペでもない新しいジャンルのコンパクトカー」として登場した初代モデルを思い浮かべる人も多いかもしれません。

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 Hi-rider Revolutionary Vehicle(ハイライダー・レボリューショナル・ビークル)を略した初代HR-Vは、若者層を主なターゲットとして開発され、個性的なスタイリングで注目を集めました。

 1999年には実用性を高めた5ドアモデルが追加され、日本市場では2006年に販売を終了しています。

 一方、海外市場では現在も「HR-V」の車名が使われており、日本で「ヴェゼル」や「ZR-V」として販売されているモデルが、地域によってはHR-Vとして展開されています。

 中国市場におけるHR-Vは、日本のZR-Vをベースにフロントフェイスなどを変更した姉妹車的な存在です。

 今回発表された改良モデルでは、エクステリアデザインの一部変更と、パワートレインの整理が行われました。

 ボディサイズは全長4569mm×全幅1840mm×全高1611mm、ホイールベース2655mmと従来モデルから変更はありませんが、フロントグリルは横基調デザインからハニカム形状へと刷新され、よりスポーティで力強い印象に仕上げられています。

 パワートレインは、最高出力182馬力、最大トルク240Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ターボエンジンにCVTを組み合わせた1種類のみ。従来設定されていた2リッターエンジンベースのハイブリッド「e:HEV」は廃止され、ガソリンモデルに一本化されました。

 ボディカラーはホワイト、ブラック、ダークブルー、ベージュの4色展開。グレードは装備内容の異なる「Pro」と「Max」の2種類が設定されています。

 価格はProが10万9900元(約248万円)、Maxが11万2900元(約255万円)から。従来モデルよりも価格が抑えられている点も特徴で、リニューアル特典としてコネクテッドサービス対応の毎月3GB無料データ通信なども用意されています。

 電動化が加速するなか、あえてエンジン車に一本化し、価格と実用性を重視した新型HR-Vが、中国市場でどのような支持を集めるのか注目されます。

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 新型HR-Vに対して、SNSでは「この価格なら日本でも売れそう」「248万円スタートは安い」といった声が数多く寄せられています。

 とくに注目を集めているのが価格設定で、「このサイズ感でこの値段は魅力的」「最近のSUVの中ではかなり良心的」と、コストパフォーマンスを評価するコメントが目立ちます。

 また、「全長4.5mなら日本でも扱いやすそう」「ちょうどいいサイズ感」といったボディサイズへの好意的な反応や、「1.5ターボで182馬力なら十分」「走りも期待できそう」と、パワートレインに注目する声も見られました。

 一方で、「なぜ日本では売らないのか」「日本導入してほしい」といった要望も多く、その存在が国内市場でも気になるモデルとして受け止められている様子がうかがえます。

 手頃な価格と実用性を前面に打ち出した中国仕様の新型HR-Vは、日本のユーザーにとっても“気になる一台”として、強い印象を残しているようです。