不屈のアトレティコがコパ準決勝初戦でバルセロナに4発完勝!…攻撃陣揃い踏みでファイナル進出に大きなアドバンテージ

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 コパ・デル・レイ準々決勝ファーストレグが12日に行われ、アトレティコ・マドリードとバルセロナが対戦した。

 ラ・リーガで3位と首位に位置するメガクラブ同士が決勝を懸けて激突したセミファイナルの第1ラウンド。直近のラ・リーガでベティスに敗れるなど、相変わらず調子に波があるアトレティコはバウンスバックを図るホーム開催の一戦に向け、GKフアン・ムッソを起用した以外、現状の主力メンバーを起用。

 対してリーグ3連勝中のバルセロナは直近のマジョルカ戦から先発2人を変更。負傷のマーカス・ラッシュフォードとベンチスタートのロベルト・レヴァンドフスキに代えてフレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスを起用した。

 注目の強豪対決は思わぬ形の入りとなった。キックオフ直後の3分にアントワーヌ・グリーズマンのお膳立てからジュリアーノ・シメオオネがいきなりの決定機を作ったアトレティコ。すると、直後の6分にはバルセロナの後方でのつなぎの場面でエリック・ガルシアのゴール方向への何でもないバックパスをGKジョアン・ガルシアがトラップミス。このボールがそのままゴールラインを割った。

 ここ最近ピッチ状態への不満の声が目立つ中、今回はホームアドバンテージの形で幸運なオウンゴールでの先制となったアトレティコ。これで勢いづくホームチームは畳みかける攻めで2点目も奪取する。

 14分、GKムッソから左サイドのアデモラ・ルックマンへのロングフィードからスムーズに右のナウエル・モリーナへサイドチェンジ。ボックス右にタイミング良く内側へ走り込んだグリーズマンにパスが渡ると、絶妙な左足のコントロールシュートをゴール左下隅に流し込んだ。

 敵地で厳しい連続失点となったバルセロナはすぐさま反撃を開始。セットプレーの流れからボックス内のフェルミン・ロペスがバランスを崩しながら右足シュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。

 ツキにも恵まれて失点を回避したアトレティコは、前がかる相手のハイラインを効果的に攻略しながら以降も前線の選手たちが再三の決定機に絡んでいく。そして、グリーズマン、フリアン・アルバレスが3点目に迫るが、DFジュール・クンデの見事なゴールカバーなどに阻まれる。

 それでも、ノリノリのホームチームは33分、カウンターから右サイドのライン際でうまくボールを残したグリーズマンを起点にボックス付近でジュリアーノ、アルバレス、ルックマンと流れるようなパスワークからゴール前でフリーのナイジェリア代表FWが右足シュートを流し込み、決定的な3点目まで奪ってみせた。

 ホームでのセカンドレグが残っているとはいえ、厳しい展開となったハンジ・フリック監督は37分、マルク・カサドを下げてレヴァンドフスキを投入。これでダニ・オルモがインテリオール、フェラン・トーレスが左サイドに移った。43分にはクンデのスルーパスに抜け出したフェルミン・ロペスに決定機が訪れたが、ここはGKムッソの絶妙な飛び出しに阻まれる。

 すると、このまま前半終了かに思われた前半アディショナルタイム2分にアトレティコのカウンターが発動。右サイドでハイラインの背後を取ったモリーナがアーリークロスを送り込むと、ファーで収めたルックマンが冷静に内側へのマイナスパスを選択。フリーのアルバレスが豪快な右足シュートをゴール左隅に突き刺し、不振のエースストライカーに復活のゴールが生まれた。

 想定外のワンサイドゲームとなった前半45分を経て試合は後半に突入。後半も同じメンバーで臨んだバルセロナはセカンドレグへ得点差を縮めるべく攻勢を仕掛けていく。立ち上がりにフェルミン・ロペスが鋭いシュートでゴールを脅かすと、52分にはセットプレー流れでフェルミン・ロペスが放ったシュートのこぼれをゴール前のパウ・クバルシがゴールネットに蹴り込むが、VARの介入によってかなり微妙なオフサイド判定となり、ゴールが取り消しとなった。