ミラノ・コルティナ2026冬季五輪開幕!本場イタリア人が泣いて喜ぶ味を日本人主婦が作れるようになった理由
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪は2月6日午後8時(日本時間は7日午前4時)から、ミラノなど4カ所で開会式が行われます。イタリアでの冬季五輪は、1956年のコルティナダンペッツォ、2006年のトリノに続き3度目。2都市共催は史上初めてで、五輪開幕を契機にイタリア文化や料理への関心がこれまで以上に高まりそうです。Instagramフォロワー14万人超えの「ありのママ」さんは、ナポリ・ソレント出身のイタリア人の夫と義母に教わったレシピをSNSで発信。もともとは「パスタはレトルト!」派だった彼女が、本場のイタリアンの味をおうちで再現できるようになったシンプルなコツを教えてもらいました。
食にうるさいイタリア人と結婚したら
彼と結婚したのは、コロナ禍の直前。結婚するにあたって私たちは話し合って地上勤務を選択しました。つまり夫は結婚するなり、帰国はもちろん、外食どころか外に出ることなかなかできずに日本で過ごすことになったのです。
私自身は料理をするのは好きで、苦にならないタイプ。ただし、それまで作ってきたのは和食ばかり。私にとってイタリアンというのは、「家で作る」というより「外で食べる」料理でした。
ましてや「食べること大好き!」で食べるものにうるさいイタリア人の夫に、我が家でイタリア料理を作るというのは、どうにもハードルが高い。「食べたいだろうなぁ」と思いつつも、私にはどうしても彼が満足してくれる味を作る自信がなく……。パスタを作るのにも、レトルトのパスタソースを使っていたくらいでした。
でも、ある時気づいたのです。実は夫が、母国の味を恋しがっていることに。そして、外食で食べる「日本のイタリア料理」に「これはイタリアンじゃない……」とカルチャーショックを受けていることに。たとえば、ソースがパスタの上にちょこんとのっているミートソーススパゲッティ。夫に言わせると、「ソースが麺に絡んでいないパスタはパスタではない」のだそう。
夫婦に勃発!「カルボナーラ事件」
そしてある日勃発したのが、我が家の「カルボナーラ事件」です。それは「カルボナーラくらいだったら材料も少ないし、私にもできるかな?」と、夫に作ってあげようとしたときに起こったのです。
そう、それまでカルボナーラといえば「卵と生クリームでしょ」と思っていた私。けれど、「今日はカルボナーラ作ってあげるね♪」と言って、キッチンで生クリームを取り出した私に、いつもは穏やかな夫が血相を変えて「NOOOOO!!!」と叫んだのです。
それからです。イタリアに住む義母に電話してレシピを教わり、伝授されたイタリア料理に挑戦するようになったのは。そしたら、びっくり。特別な食材、調味料は不要で、思っていた以上に簡単。季節の素材が活きるし、もちろんおいしい! もちろん夫も大喜び! 今まで知らなかった「本場のイタリアン」には、私自身が目からウロコでした。
生クリームなし!本物カルボナーラレシピ
ここで、私も最初に知ったときは衝撃を受けた“本物カルボナーラ”のレシピをご紹介します。使うのは卵とチーズとベーコンだけ。濃厚なのにするするっと食べられてしまう絶品レシピです。
ポイントは、パスタのゆで汁を想像以上の量、ソースとして使うこと。フライパンでしっかり煮詰めてとろっと乳化させます。パスタもざるで湯きりせずにそのままフライパンに投入し、「岩塩をしっかり使ったゆで汁で味つけする」のが本場イタリア流。卵は火にかけず、必ず余熱でパスタに絡めて。 炒り卵にならないよう、とろりと仕上げましょう。
【材料 (2人分)】
パスタ(スパゲッティ)…200g
ベーコン … 60g
卵黄…3個分
ペコリーノチーズ (またはパルメザンチーズ、粉チーズ)… 30g
粗挽き黒こしょう … 適量
オリーブオイル … 小さじ1
岩塩(なければ塩/パスタ用)… 小さじ1※
〈仕上げ用〉
ペコリーノチーズ (またはパルメザンチーズ、粉チーズ) …適量
粗挽き黒こしょう…適量
※ぺコリーノチーズの場合(塩分強めのため)。 パルメザンチーズや粉チーズの場合は、小さじ2に。
【作り方】
1 鍋に1.5Lの湯を沸かし、岩塩を溶かし入れ、スパゲッティをゆでる。
2 ボウルに卵黄、削ったペコリーノチーズ、黒こしょうを入れてフォークなどでよく混ぜる。

ボウルに卵黄、削ったペコリーノチーズ、黒こしょうを入れてフォークなどでよく混ぜる
3 ベーコンを5mm角ほどの拍子木切りにする。フライパンにオリーブオイルとベーコンを入れて中火にかけ、脂が出てこげめがつき、カリカリになるまで炒める。油が足りなければオリーブオイルを補ってもよい。べーコンは取り出しておく。
43 のフライパンに 1のゆで汁100mlを入れ、鍋底のこげつきをこそげながら、とろみが出て半量くらいになるまで強火で煮詰めて乳化させる。

手順3のフライパンに 1のゆで汁100mlを入れ、鍋底のこげつきをこそげながら、とろみが出て半量くらいになるまで強火で煮詰めて乳化させる
5 ゆで上がったスパゲッティを湯をきらずに加える。さらにゆで汁を100ml加えて混ぜる。

ゆで上がったスパゲッティを湯をきらずに加える。さらにゆで汁を100ml加えて混ぜる
6 フライパンを火からおろし、熱いうちに2を加えて 混ぜる。3のベーコンも加え、全体を絡める。

フライパンを火からおろし、熱いうちに2を加えて 混ぜる。3のベーコンも加え、全体を絡める
7 皿に盛り、仕上げ用のチーズ、黒こしょうをかける。
ありのママ
おうちイタリアン料理家。2人の女の子のママ。クルーズ船乗務員時代に知り合った夫は、ナポリ・ソレント出身のイタリア人。育児休業中に解雇されて無職になり、奮起してInstagramアカウントを開設。母国の味を恋しがっている夫のために、イタリアンファミリーに教わったシンプルなイタリア料理レシピが絶大な人気を呼ぶ。家事、子育てに追われる日々でも、笑顔で本場の味を再現できるコツをSNSで発信中。大好評のレシピを集めた『史上最高! おうちイタリアン イタリア人夫にほめられたレシピだけ!』発売中

『史上最高! おうちイタリアン イタリア人夫にほめられたレシピだけ!』
