「後任が決まるまで辞めさせない」上司の横暴に30代女性が周到な反撃。内容証明で退職届を…

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会社を辞める決断をしても、スムーズに受理されるとは限らない。執拗な引き止めや話し合いの拒絶に遭い、退職の自由を奪われることがある。

岡山県の30代女性(事務・管理)から寄せられたのは、理不尽な職場との戦いの記録だ。退職の意向を伝えた女性に対し、真っ先に上司が放った言葉がこうだ。(文:湊真智人)

「次の後任が決まるまで辞めさせない」

個室での相談を拒否「毎回接客スペースで」

その後も「何度も話し合い」の場が持たれたが、議論は平行線のままだった。

さらに女性を苦しめたのは話し合いの場所だ。デリケートな話題にもかかわらず、上司はプライバシーへの配慮を一切見せなかった。

「3回話し合いの場を設けたが、個室ではなく(中略)毎回接客スペースでされた。いつも人が周りにいる状況でつらかった」

わざと人目に付く場所を選んでいるのではと疑いたくもなる。晒し者にするような仕打ちに、女性の精神的負担は増えつづけていった。

無理難題を押し付ける上司の矛盾

また上司の態度に振り回される場面は他にもあった。引き継ぎに関して、最初は「辞めたい辞めたいと言っている人に引継ぎ書などを作れとも言えない」などと嫌味を言っていたものの、一転して「次は業務リストを作れ」と命じてきたという。

まともな対話が不可能だと悟った女性は、法的手段を意識した強硬手段に出る。

「『○日までは出勤、○日から有給消化、○日で退職したい』と口頭で伝え、そのやり取りも録音したので、退職届を内容証明で郵送し、有休消化の日から行かないという方法で辞めることにした」

民法では、期間の定めのない雇用契約であれば退職の申し入れから2週間で辞めることができる。女性は自らの権利を守るため、着実に証拠を揃えて行動に移したのだ。

そもそも、ここまでしなければ解放されない環境は異常だが、毅然とした態度で決着をつけた女性の行動は同じように悩む人の道しるべになるだろう。

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