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楽しさを感じるカーAVメーカーのブース

1月9〜11日の3日間、千葉県の幕張メッセで開催された日本最大級となるカスタマイズカーの祭典が『東京オートサロン2026』。クルマやチューニングパーツメーカーのブースに注目が集まるが、じつはカー用品メーカーのブースも見どころだらけだった。

【画像】実車以外にも見どころたくさん 東京オートサロン2026 カーグッズ・ブース 全13枚

まずはカーAVの『パナソニック』。数年前から出展を続けており、ブース面積も広い。近未来のクルマ社会を感じさせるコンセプトカーが並び、目新しさいっぱいだ。


パナソニックのウエル・キャビン・クレ2は、車内外の状況をセンシングしてドライバーをサポート。    浜先秀彰

『ウエル・キャビン・クレ2』は、乗員全員が気持ちよく移動できるよう、車内外の状態をセンシングしクルマが先回りしてサポートするもの。

運転手が苦手なルートを避ける提案をしたり、同乗者がお店や景色を指さすと関連情報を取得。さらに走行中のノイズや前後席の距離によって会話が聞こえづらいときには、発話内容を要約して伝えるなど、まさに至れり尽くせりの機能を持つ。

イタルデザインが外装デザイン

そして『ウエル・キャビン・グランラグゼ』は、イタルデザインが外装デザインを手がけたハイエースに、大画面透明ディスプレイや3Dハイレゾリューション対応オーディオシステムを備える。

対話型AIアテンド機能の『ウエル・アテンダント』が、乗員に目的地の情報や歴史・文化に関する詳細な紹介を行うことも可能だ。


パナソニック・ウエル・キャビン・グランラグゼは昨年から進化を遂げ、対話型AIアテンド機能を搭載。    浜先秀彰

他にも移動できるマルチパーパスルームの『ウエル・キャビンOFFMO』などもあり、プライベートマッサージルームや水素チャージルームへの活用を提案していた。

ベース車はトヨタ・プロボックス

そして『アルパイン』も毎年出展を行う常連組。

とはいえメインとなるのは『アルパインスタイル』というカスタマイズカーブランドで、今年はネオクラシックデザインの『マリナコンセプト』というニューモデルをお披露目。ベース車となるのはトヨタ・プロボックスで、フロント、リアまわりとも大胆な変身を遂げ、旧車テイストいっぱいの仕上がりだった。


アルパイン・ブース。プロボックスが国産旧車のような顔つきに変身。これはコンセプトモデルだ。    浜先秀彰

カーAV関連のアルパイン・ブランドでは、昨年デビューしたBMW、ミニ専用のデジタルルームミラーを展示。ルームミラー内蔵型純正ETCユニットを活かしたまま装着できるユニークなスタイルとしている。

話題のニューモデルだけでなく未発売モデルも登場

カー用品メーカーのブースも見て行こう。それほど数が多いわけではないが、いずれも力の入った展示だ。

『ビートソニック』は聞きなじみのない人も多いかもしれないが、じつは知る人ぞ知るカーオーディオカスタムブランドで、『かゆいところに手が届く』と言えそうなパーツを得意としている。


ビートソニックTOONシリーズは、カプラーオンで大幅な加工を施さず見た目も変えずに音だけをグレードアップ。    浜先秀彰

そんな中でも主力となっているのがDSP&パワーアンプの『TOON』シリーズで、純正のディスプレイオーディオやカーナビを後付けで高音質化するユニットだ。

展示ではスイッチの切り替えによってビフォー/アフターの聴き比べができ、純正システムのサウンドに奥行や広がりが生まれ、段違いの臨場感を得られることを体感。デモカーにはGR86やトヨタ・クラウンスポーツなど最新の人気モデルを用意していた。

後付けできるヘッドアップディスプレイ

それから『moad』。こちらも聞き慣れないブランドだが、後付けメーターのDefiシリーズを展開している日本精機が昨年立ち上げたもの。

第一弾となるのが『Lumie HUD』で後付けできるヘッドアップディスプレイだ。展示では3色のレギュラーカラーに加えて限定カラーの『さくらピンク』も登場。デモモードによって動作イメージのチェックもできた。


日本精機が昨年立ち上げたブランド『moad』。こちらは後付けタイプのヘッドアップディスプレイ。    浜先秀彰

『セルスター工業』も毎年のようにブースを構えており、今年目玉となっていたのは未発売の2026年モデルの先行展示。レーザー&レーダー探知機は最新の取締装置に対応し、性能や信頼性をさらにアップしている。

そしてドライブレコーダーは、大幅な小型化を図って取り付け性を高めているうえ、不正操作を防止するカバーを備えるなど、今までにない機能を取り入れたニューモデルが揃う。いずれも発売が待ち遠しい期待のモデルだ。

思わず目を引かれるマニアックな展示も

『ブリッド』はスポーツシートメーカーとしておなじみだが、最近はキャンピングカーなどでも装着率がアップしているという。

参考出品されていた『エルゴスター・サウンドクオリティ』はトヨタ・ハイエース向けとして開発中のもので、シートバックのシートベルトホールにスピーカーをビルトイン。ロードノイズにジャマされず、ディスプレイオーディオやカーナビのサウンドを届けてくれる。ブースではこのモデルに限らず、ほぼすべてのラインアップに実際に座ることができた。


ブリッドは、普通はほぼ使わないシートベルトホールにスピーカーを内蔵した新スタイルを提案。    浜先秀彰

また、『星光産業』のカー用品ブランドEXEAのブースも、実際の製品に触れられる場となっており、展示されていた三菱デリカD:5とスズキ・ジムニーには、同社製の車種専用設計モデルが数多く装着されていた。純正品並みのフィッティングでありながら市販品ならではの機能性は大きな魅力といえるだろう。

タイヤは国内主要メーカーがブースを展開

タイヤは国内主要メーカーが大きなブースを展開していたが、中でも目を引いたのは『ダンロップ』。同社イチオシのオールシーズンタイヤ『シンクロウェザー』をさまざまな車種に履かせており、いすゞ117クーペも登場するなど、幅広い車種に対応することをさりげなくアピールしていた。

そして『ブリヂストン』では懐かしのハイパフォーマンスカー、ポルシェ959に最新ポテンザとなるRE-71RZを装着。じつはポルシェ959は、ポテンザRE-71シリーズの初代モデルが新車装着されていたという縁だ。


ダンロップのブースに展示されていたいすゞ117クーペ。ホイールもコーディネートされている。    浜先秀彰

次回はぜひクルマメーカーのブースだけでなく、カー用品メーカーのブースにも立ち寄ってはいかがだろうか? ちょっと気が早いが『東京オートサロン2027』は、来年1月15〜17日に、同じく幕張メッセで開催される予定だ。