ABS秋田放送

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秋田市での新スタジアム整備をめぐり、市は2025年8月にJリーグ側と直接意見を交わしています。

この中では、リーグ側が「Jリーグの基準を頼りにするのではなく、ホームタウンの人々を幸せにする街のシンボル・交流拠点にする視点が重要」と指摘していたことや、Jリーグが“理想のスタジアム”として求める施設のあり方について説明していたことなどが記されています。

秋田放送が、秋田市への情報開示請求で入手した8月の議事録です。

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【実施日時・場所】
・2025年8月6日(水)
・午後4時~午後6時
・Jリーグオフィス内にて実施

【出席者】
■Jリーグ・クラブライセンス事務局担当者等
■ブラウブリッツ秋田関係者
■秋田市職員
■市の委託で事業費等の試算を行った設計事務所の関係者

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※今回の議事録は発言内容や文言が具体的に記された形式ではなく、発言の要旨が箇条書きでまとめられているもので、原文をそのまま掲載しています。

※内容に影響しない個別の名称は修正しています。

※当時は秋田市が、新設・改修それぞれの場合の事業費や整備スケジュール等を検討し始めた時期です。

①新スタジアム整備について

<秋田市>
・市発注でスタジアム整備等検討支援業務を発注し設計事務所と8/4付で契約した。新築と改修について検討し新スタジアム整備の計画を進めていく。

②Jリーグよりスタジアム基準についての解説

<Jリーグ>
・スタジアム基準、リーグとしての考え方について説明

・(非開示=黒塗り)

・観客席以外にもJ1基準スタジアムではカメラポジションをJ1の中継プランに合わせて用意する必要がある。その分、観客席数が減るため、その点にも留意のこと。

・また、国のバリアフリー基準の適合の観点も重要で、車椅子のヘルパー席(5,000人規模のスタジアムの場合、25席以上)は、入場可能数とは別に必要となる。

・記者席(24席以上)、ビジターサポーターとの緩衝地帯も、観客席に加えて設置する必要があり、Jリーグの試合開催にはある程度余裕を持った計画が必須である。

・更衣室について、近年はダブルヘッダーを想定した4室に加え、ホームチーム用更衣室を常設した5室作ることがスタンダードとなりつつある(広島など)。

・(非開示=黒塗り)

・Jリーグの基準を頼りにするのではなく、ホームタウンの人々を幸せにする街のシンボル、交流拠点としてスタジアムという視点を忘れず検討いただきたい。

<秋田市>
・本日の資料を議会など対外的な説明に用いることは問題ないか。

<Jリーグ>
・問題ない。投影データは追ってメールにて送付する。

■ここまでで秋田市退出、以降、Jリーグ・ブラウブリッツ秋田・設計事務所の3者にて協議

③ASPスタジアム改修の課題について

※以下の5つのトピックに関する議論については、すべて非開示=黒塗り

・入場可能数、ホスピタリティエリア

・メインスタンド必要諸室

・カメラポジション

・選手バス、関係者駐車場

・その他

※以下は開示されたトピック

(1)バリアフリー
<Jリーグ>
・バリアフリー法の改正により、車いす席の設置数や配置が以前より厳しくなっている。入場可能数をぎりぎりで計画していると、結果的にスペースが足りない事態にもなりかねない

(2)駐車場
<Jリーグ>
・新スタジアムとして専用利用できる駐車場が管理エリア内に必要。ASPスタジアム南東側駐車場が第二球技場と「兼用」となる場合はそれを満たせない。ただし、管理エリアが八橋運動公園全体ということであれば、現在のソユースタジアムで利用している駐車場で問題ないという判断ができる可能性もある

(3)トイレ
<Jリーグ>
・メインスタンドを増築する場合、その観客席数に対して必要なトイレも同時にメインスタンドに計画する必要がある。バリアフリートイレも国の基準が改正されている

(4)夜間照明
<Jリーグ>
・AFCの規定により照明の設置角度が定められている。既存メインスタンドに屋根を架け、そこに照明を設置する場合、屋根の高さが低く、照明設置角度が規定に満たない可能性があるため要注意

(5)騒音
<Jリーグ>
・北側に住宅が近く、騒音の問題が心配される。エディオンピースウィング広島のような音が住宅地に漏れないような屋根や壁で遮蔽する配慮が必要。さらに日影規制や振動の課題もある

<設計事務所>
・今回の検討業務で騒音シミュレーションを実施する。音を遮蔽することにより、日照の悪化や、周辺への圧迫感も考えられるため、設計段階ではその部分の配慮が必要となる

④その他

<Jリーグ・ブラウブリッツ秋田>
・クラブとしては単価を上げる仕組みも同時に考えることが重要

<Jリーグ>
・ソユースタジアムにある学校機能を新スタジアムにも入れるなど、地域に貢献、共生できる機能を複合することも考えていただきたい

<Jリーグ>
・秋田の寒さに対する工夫(寒い雪の日でもスポーツ観戦ができる環境、屋根につける電気ヒーターなど)も重要

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以下に紹介する資料(画像)は、協議の中でJリーグ側が示した、収容人数の規模を緩和した経緯を解説した資料です。

「量よりも質」を重視する考え方も整備を進める上での一つの指針であることなどが記されています。