ChatGPTに「グループチャット」機能が追加。ソーシャル化が狙いか
グループ全員に問い詰められてハルシネーションを起こしまくるチャッピーさんが浮かぶ…。
OpenAIがChatGPTに「グループチャット」機能を導入しました。友人や仲間を集めて、ChatGPTと一緒にワイワイ会話を楽しむ時間を持てるようになります。これを待ってた……よね?
ChatGPTに「グループチャット」機能が追加
OpenAIは、11月20日にX(旧Twitter)への投稿で、「ChatGPTのグループチャット機能が全世界で順次提供されます。先行テストユーザーによる試験運用が成功したことを受け、同機能はChatGPT Free/Go/Plus/Proの各プランにログインしている全ユーザーが利用可能になります」と発表しました。
操作はとてもシンプルで、アプリ右上にある人型アイコンを押すだけ。最大20人のユーザーを追加できます。
友人との旅行計画や職場での共同作業にピッタリ?
「こんな機能必要?」と思う人もいるかもですが、OpenAIはブログ記事で「こんな場面で役に立ちますよ」という例をいくつか挙げています。
たとえば、「週末旅行を友人と計画する場合、グループチャットを作成すれば、みんなが参加するチャットのなかで、ChatGPTが行き先の比較や旅程作成、持ち物リストづくりをサポートしてくれます」と説明しています。
また、職場での使い道も想定しているようです。従業員グループがSlackのようにChatGPTを活用し、パートタイムのアシスタントとして共同作業をする感じ。ブログで次のように説明しています。
グループチャットは、職場や学校での共同作業もスムーズにします。アウトラインを一緒に作成したり、新しいテーマのリサーチを共同で進めたりできます。記事やノート、質問を共有すれば、ChatGPTが要約や情報整理を手伝います。
どう転ぶかはユーザーの使い方次第
OpenAIはこの機能の理想的な使い方をいろいろ説明していますけど、まったく別の悪意に満ちた方向で使われるケースも想像に難くありません。
パッと浮かぶのは、10代の若者が集まって、寄ってたかってChatGPTをいじめ倒す光景(SNSを見ていると大人でもやりそうですけど)。反撃できない相手をいじめの対象にするなら、やり返せないChatGPTは絶好のターゲットです(参考までに、OpenAIは18歳未満のユーザーに対して年齢に応じたコンテンツの安全対策を施してあるそうです)。
もうひとつありそうなのは、しつこくて面倒くさい人が、ChatGPTを使って参加者の発言をリアルタイムでファクトチェックしまくるケース。で、グループチャットからお引き取り願うまでそれが続いちゃうと。
OpenAIは、この新機能に対するプライバシーにも配慮しているとし、次のように説明しています。
個人用ChatGPTメモリはグループチャットでは使用されず、これらの会話から新しいメモリが作成されることもありません。将来的には、グループチャットでメモリを使用するかどうか、またどのように使用するかを選択できる、より細かな設定の提供を検討しています。
ChatGPTをもっとソーシャルな場所に
グループチャット機能の真の狙いは、ChatGPTをFacebookやX(旧Twitter)のような、人が孤立するのではなく交流するソーシャルなプラットフォームに変えることだと思います。
OpenAIは今後の展開についてこう述べています。
グループチャットは、ChatGPTが他の人と一緒に協働・交流できる共有スペースへと進化していくための第一歩です。ChatGPTがグループ会話のパートナーとしてさらに進化することで、あなたの発想を広げ、意思決定を支え、身近な人たちとの創造的な表現を後押しします。
ChatGPTのアクティブユーザーや滞在時間が鈍化しているという情報もあるので、OpenAIの新規ユーザー開拓とユーザーのつなぎ止め戦略かもしれませんね。
Reference: TechChrunch

