イヤな“あの人”を「脳内から消す」秘訣。自分の思いをすべて書き出してみる:脳神経外科医が伝授
パワハラ上司や口うるさい義母など…ネガティブな感情をもたらす“あの人”を「思い出さないテクニック」をご紹介します。教えてくれたのは、話題の本『あの人を、脳から消す技術』を著書にもつ、脳神経外科医の菅原道仁先生です。

脳の仕組みを利用し、モヤモヤを消す
意地悪なママ友やパワハラ上司、口うるさい義母…。つい考え続けてしまいモヤモヤする「あの人」のこと。
「脳には感情を司る『扁桃体(へんとうたい)』があり、扁桃体はイヤなあの人のことを危険人物と認定して警戒態勢に。すると、あの人のことで頭がいっぱいになるのです」と話すのは、医師の菅原道仁先生。その脳の仕組みを逆手に取り、「あの人」を頭から消す方法があるそう。
「扁桃体を含む感情の制御システムは、重要な情報とそうでない情報を振り分けます。扁桃体が『あの人』を重要でないと判断するようコントロールすれば悩まされずにすみます」(菅原先生、以下同)
●こんな「あの人」いませんか?
夜、その人や会話を思い出して落ち込んでしまう その人を見かけるとできれば別の道を通りたくなる その人がいる場所に行くと普段より疲れる●いちばんのNG行動!「気にしなくて大丈夫」があの人を脳に刻みつける
「気にするな」と言われると、「気にしない」という指示を実行するため、かえって脳がその存在を重要視することが実験でも明らかに。声かけの際などは要注意!
あの人を「脳から消す」メソッド2つ
つい考えてしまう「あの人」を消すため、今日からできる「脳消しメソッド」をご紹介します。
●1:書き出しテクニック

(例) PTAで一緒になったママ友に仕事を押しつけられ、仲間外れにされていると感じている
イヤな思いは書き出し、頭の中から出しましょう。
「相手の行動や、自分が感じたことなどを全部書き出してみましょう。すると、押しつけられているのではなく頼りにされているのかもなど、目線を変えられることも。映画を観ている感覚で、俯瞰(ふかん)的にそのときの状況を詳しく書き出すのがコツです」
●2:ゆる呼吸テクニック

(例) 近所に住む義母に叱責されて以来、声が聞こえるだけで心臓がバクバクしてしまう
イラッとしたり、恐怖感を覚えたり、感情は反射的なものなので、まずは呼吸を整えて。
「2秒吸って4秒吐くなど、呼吸に意識を向ければ副交感神経が優位に。イヤな義母のことから一瞬離れられ、冷静になれます。瞬時に反応しないことが、脳に『あの人』を残さない秘訣です」
ほかにもまだある!脳消しメソッド
時間やタイミングを決めて、意識的に「あの人」を脳から消す時間をとる方法もあります。
●15分など時間を決めて!あの人のことを考える
頭から離れない「あの人」は、時間を区ぎって思う存分考えていい時間をつくりましょう。
「タイマーを設定し、考え終わったらコーヒーを飲むなど“きり替えの儀式”を。翌朝7時から15分考えるぞ、など時間を決めるのもおすすめです」
●寝るときがチャンス!あの人を「消す睡眠」で記憶を整理
健康な睡眠サイクルが保たれると、寝ている間にイヤな気持ちは薄まり、記憶の整理が行われます。
「規則正しい時間にたっぷり眠りましょう。寝る前にはリラックスし、その日のよかったことを思い出してみて」
