多数の負傷者を抱える守備陣において欠かせない存在になりつつある。日本代表DF瀬古歩夢(ル・アーブル)は、最終ラインに次々とケガ人が出る中、昨年11月19日の中国戦(○3-1)でW杯アジア最終予選初出場。徐々に出場機会を増やしていき、最終予選4試合に出場し、3バックの右でも左でも中央でもプレーした。

「与えられたポジションでチームを助けることだけを考えてやっている」という25歳のセンターバックは、9月6日のメキシコ戦(△0-0)に3バックの左センターバックでフル出場。9月10日のアメリカ戦(●0-2)は後半開始から4バックの左サイドバックで途中出場した。

「ポジションに応じて自分自身、考えてやっている。やりながら感覚的な部分も多いけど、臨機応変にやっている」というが、3バックと4バックを併用していくうえで、どちらでもプレーできるとなれば、W杯本大会に向けても大きなアピール材料になるはず。一方、センターバックタイプのサイドバックという部分で、攻撃面が課題に挙がることも理解している。

「自分がタイミングよく行けるときは行ければいいけど、基本的には後ろでサポートしながら、前の選手に1対1をやってもらえればと思う。その中で崩せなかったときに自分が一つスパイスを加えることで、より攻撃に厚みをもたらせられると思う」。そうイメージする瀬古は「(左サイドのアタッカーである中村)敬斗も(前田)大然も(三笘)薫くんも相馬くんも全員、持ち味が違う。だれと組むかは分からないけど、しっかり合わせられるように、コミュニケーションを取っていきたい」と話していた。

(取材・文 西山紘平)