HYDE、NCT YUTAとついに初共演 ジェジュン、チャン・グンソク……K-POPアーティストとのリスペクトし合う関係性
HYDEとNCT YUTAの初共演が決定した。2人は、7月5日に東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催されるテレビ朝日主催の音楽フェス『The MusiQuest』に出演し、コラボステージを披露予定。かねてから親交があることで知られているだけに、どのようなパフォーマンスが繰り広げられるのか、大きな注目が集まっている。
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HYDEとYUTAの交流は、これまでもたびたび話題となってきた。お互いを「My brother」と呼び合う2人のInstagramには、過去に何度もツーショット写真が投稿されている。直近では6月4日にYUTAのInstagramにHYDEとのツーショットが投稿されたばかりだ。
兄弟のような仲の良さが感じられる2人。YUTAがL'Arc-en-CielやHYDEの大ファンだということを知った共通の知人が、両者を繋いでくれたのだという(※1)。
そんなYUTAがソロでリリースした楽曲群には、HYDEやL'Arc-en-Cielへのリスペクトが感じられることをご存知のファンも多いかもしれない。2024年11月リリースのYUTAのソロ1stミニアルバム『Depth』のリード曲「Off The Mask」。疾走感あふれるハードなバンドサウンドが印象的な同楽曲は、YUTAのシャウトするようなボーカルからMVで見せる鋭い視線、バンドメンバーの中心で歌う姿まで、HYDEが表現する世界観とリンクするものがあり、普段K-POPをあまり聴かないという人でも思わず引き込まれる魅力が宿っている。
また、YUTAは自身のショーケースで、HYDEが作曲/プロデュースを手掛けた映画『NANA』の主題歌「GLAMOROUS SKY」をカバーしたこともある。全身で細かくリズムを刻みながら、芯が太く伸びやかな歌声を少し跳ねるように使っていくボーカルなど、HYDEへのリスペクトを存分に感じさせるパフォーマンスは、会場全体に大きな熱気を生み出していた。
HYDEと交流を持ってきたK-POPアーティストは、YUTAだけではない。チャン・グンソクもそのひとりである。彼は学生の頃にニュージーランドに留学した際、日本人の友達ができたことで、L'Arc-en-Cielのファンになったそう。日本のメディアに出演した際には、たびたびL'Arc-en-CielやHYDEへの愛を語っており、そうした背景からHYDEとの交流が深まったのだろう。HYDEと電話で話したエピソードや飲み会で交流したエピソードがあるほか、2012年に『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」に出演した際は、HYDEから出演祝いの祝い花が届いたこともある。
ジェジュンとの交流にも触れておきたい。彼も、かねてからHYDEのファンを公言していたアーティストのひとりだ。HYDEとジェジュンの親交は長く、2018年に『「ミュージックステーション」2時間SP』(テレビ朝日系)のトークコーナーで言葉を交わすと、その後ジェジュンのInstagramには、HYDEとお互いのアルバムを交換した様子が収められたツーショットが投稿された。その後もInstagramやラジオにてHYDEとの交流を報告しており、2人は着実に信頼関係を築き上げていったようである。
そうした関係性を背景に、2020年にはついに、ジェジュンの楽曲をHYDEがプロデュースする機会が到来。アニメ『NOBLESSE -ノブレス-』(TOKYO MX/BS11ほか)のオープニング主題歌「BREAKING DAWN (Japanese Ver.) Produced by HYDE」をHYDEが手がけたのだ。
アンニュイな空気をまとったバンドサウンドのなかに響く、表現力豊かなジェジュンの歌声が印象的な同曲。HYDEとジェジュンだからこそ実現した化学変化を堪能できる楽曲である。2022年にジェジュンが開催した全国アリーナツアー『J-JUN LIVE TOUR 2022~Fallinbow~』で、ゲストとして登場したHYDEとともに歌唱したのを覚えているファンも多いのではないだろうか。ステージで発せられた「ジェジュンだから(曲を)書いたんです」というHYDEの言葉からも、ジェジュンへのアーティストとしてのリスペクトが伝わってきた。
このように、K-POPアーティストらと、一個人として、いちアーティストとしてさまざまな形で交流を深めてきたHYDE。多様なアーティストとの交流がHYDEに音楽家として刺激を与えているのだろうし、逆もまた然りである。7月5日に行われるYUTAとの初共演ステージでは、お互いを深く理解し合った2人だからこそ実現できるステージが披露されるに違いない。大きな期待を寄せながら、注目したいところである。
※1:https://www.billboard-japan.com/special/detail/4634
(文=市岡光子)

