PKを失敗したヒメネス。(C)Getty Images

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 ミランは現地3月30日、セリエA30節でナポリと敵地で対戦。1−2で敗れ、チャンポオンズリーグ出場圏内の4位との勝点差が9に広がっている。

 痛恨だったのが2点を追う68分に獲得したPKの失敗だ。キッカーのサンティアゴ・ヒメネスがゴール右下を練った放シュートはナポリのアレックス・メレトにストップされた。

 これでミランは、今シーズンのリーグ戦で4本目のPK失敗。これはセリエAワーストで、成功率はわずか50%だ。

 物議を醸しているのが失敗しているキッカーだ。4本の失敗のうち、第1キッカーであるクリスチャン・プリシックが外したのは1本のみ。他の3回は別の選手が外しているのだ。

 これに、SNS上では「なんでプリシックが予定通りPK蹴らんの?」「プリシックだったらたとえ外してたって後腐れなかったのに」「選手が勝手にキッカーを変えるなよ」といった疑問の声が挙がっていた。
【動画】ナポリ対ミランのハイライト
 7節のフィオレンティーナ戦では、PKのチャンスが2回あったにもかかわらず、プリシックではなく、タミー・エイブラハムとテオ・エルナンデズがキッカーを務めた。
 
 いずれもダビド・デ・ヘアにセーブされ、1−2で敗れたことで、当時のパウロ・フォンセカ監督は、「腹が立っている。われわれのPKキッカーはプリシッチのはずだ。なぜ選手たちが考えを変えたのか分からない」と不満を露わにしていた。

 本来のキッカーであるプリシックは、今シーズン1本失敗しているとはいえ、3本成功させていて、キャリア通算でも11本中10本成功させているいわばPK職人だ。

 セルジオ・コンセイソン監督は、「PKを蹴る選手は3人指定して練習をしている。今回はプリシックが暫くゴールから遠ざかっていた仲間に自信を持たせようとして譲った。私は選手にあれこれ言う立場ではない。3人の中でその場の状況に応じて決める。これはチームが団結している証拠だ」と選手たちの判断を尊重している。

 とはいえ、PK成功率がわずか50%なのはいただけない。奇跡のCL出場権獲得には、こうしたチャンスを確実に仕留めることが求められる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部