Highlight イ・ギグァン、約5年半ぶりの来日公演で圧巻のパフォーマンス!腹筋&妖艶なダンスも披露
彼の日本でのソロコンサートは2019年4月以来、実に約5年半ぶり。久しぶりの日本公演にファンの期待が膨らむ中、コンセプチュアルな演出と唯一無二のパフォーマンスで会場を魅了した本公演のうち、本稿では15 日の模様をレポートする。
場内に濃いスモークが焚かれ、一面⻘い照明に染められて雨だれと宗教儀式を思わせるミステリアスな音が響いたかと思うと、ステージの大画面には大作映画のモンスターのように、燃え尽きた街に一人佇む彼の姿。一瞬で会場をその世界観に没入させると、真っ赤な照明とレーザーが暴れる中、前面と背中に十字架をあしらい赤いビジューをちりばめたブラックの衣装で彼が登場し、昨年リリースした1stフルアルバムから初披露の「Predator」で公演がスタート。緊張感の中にもしなやかさが光るパフォーマンスと特別バージョンのアウトロに、会場も「イ・ギグァン! イ・ギグァン!」と声援を送る。
続く「She's Bad」では、シルエットを生かす照明によって彼のダンスの美しさがより一層際立つ演出で客席の視線を奪った。そして間髪入れずに「Donʼt Close Your Eyes(D.C.Y.E)」へ突入すると、ますます大きくなる掛け声に応えて、彼も会場をアジテートし、熱狂を巻き起こした。
3曲を終えたところで、「こんばんは皆さん! ギグァンです! とても幸せな金曜日の夜ですね? 皆さんもそうならば叫んでー!」と客席に挨拶。
ファンと自分は互いに夢中になり中毒になるような関係性だという意味を託した今回のツアータイトルの由来を説明すると、「皆さんの美しさに目が眩みそうだなと思って作った曲です」と「Blind」をドロップ。上着を脱いでレーシーなシャツを揺らしながらのパフォーマンスは先ほどよりもセクシーな雰囲気を纏う。
一転、「Out of Control」では軽やかにダンスをしながらいたずらっぽく微笑む彼の姿に、客席もペンライトを揺らして応える。曲が終わるや否や、アカペラで「Out of Control」のサビを客席と合唱すると、「歌詞を覚えてきてくださったんですか!? メッチャありがとうございます!」と喜びを伝えた。「次は雰囲気を変えて、デビュー15年にして初めてピアノと僕の声だけで作った曲です」と、新曲「이제야(Regret)」を披露。ピンスポットだけが彼を照らす中、情感たっぷりに歌い上げると客席はその歌声に聴き入った。続く「Iʼm Not You」ではラスト、光に包まれるステージからいつのまにか彼が姿を消す幻想的な演出が印象的であった。
VCRが明けて、ナンバリングシャツにハーフパンツ、ボリューミーなニットキャップとサングラスというポップ&キュートな姿で登場した彼は、ファンクナンバー「Goin' Down」をハンドマイク片手に軽やかに歌い踊り、「Lonely」で手を左右に大きく揺らして会場をひとつにすると客席も大合唱。
そして、「僕が好きな雰囲気です! 次はもっと楽しいと思います」とスタートしたのは、ヒップホップナンバー「What You Like」。サビからロックテイストにアレンジされたスペシャルバージョンで、ロックスターさながらマイクスティックを持ってステージを駆け回って盛り上げると、2コーラス目からはステージを降りて客席へ。
続く「Reason」まで客席に降りたまま、隅々まで移動してハイタッチを交わしたり、ファンにマイクを向けて一緒に歌ったりして客席のファンと楽しさを分かち合うと、会場のボルテージは最高潮に。ステージに戻って「I Can't Do This」を、体を左右に揺らしながらリラックスして歌うと、「僕が本当に好きな曲です」と言って「Favorite」へ。ダンサーを従えて宇宙空間を旅するような演出でパフォーマンスすると、ラストに銀の紙吹雪が舞い、冒頭からの緊張感から解き放たれ多幸感溢れる空間が広がった。
