メーガン妃（左）とヘンリー王子（ロイター）

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　米大統領選はトランプ前大統領が６日、フロリダ州の集会で演説し「勝利宣言」を放ったが、ヘンリー王子とメーガン妃にとっては衝撃が走る展開となった。英紙エクスプレスが６日に報じた。

　ＢＢＣは６日夕時点でドナルド・トランプ氏が民主党のライバルであるカマラ・ハリス氏との争いで２６６票を獲得したと予測している。これで選挙人の獲得数は当選ラインの２７０票まであとわずか４票となっている。

　トランプ氏は以前、ヘンリー王子のビザ問題に関して発言しており、申請書に娯楽目的の薬物使用について虚偽の記載があったとの質問に対して「適切な措置」を取ると述べていた。

　この声明は、ヘンリー王子が回想録「スペア」の中で過去にコカイン、マリファナ、幻覚キノコなどの薬物を使用していたことを認めた後、米保守系シンクタンクのヘリテージ財団が法廷で王子のビザを疑問視し、関連文書の公開を求める裁判の後に出されていた。

　ヘリテージ財団はヘンリー王子の米国滞在ビザは一般市民とは異なる扱いを受けており、現在または過去に麻薬使用者だったことが判明した場合は入国を禁止されるケースもあると考えている。

　トランプ氏が大統領に選出されれば、ヘンリー王子が今後も米国に住み続けられるかどうかについても懸念が生じている。以前、トランプ氏は再選された場合はヘンリー王子とメーガン妃を国外追放する可能性があることを示唆。ジョー・バイデン氏のように「ヘンリー王子を守ることはできない」と警告していた。またメーガン妃とも仲が悪く「ヘンリー王子を利用している」と批判したこともあった。夫妻にとっては大きな危機が訪れそうだ。