『ガンダムSEED FREEDOM ZERO』制作決定!新作映画の前日譚、キラ・保志総一朗はアフレコ収録済み
映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の前日譚となる最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』の制作が決定したことが1日、都内で行われた『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』特別版上映第2弾記念舞台あいさつで発表された。この日は、声優の保志総一朗(キラ・ヤマト役)、福田己津央監督、仲寿和プロデューサーが登壇した。
今年1月に劇場公開された『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』は、アニメ「機動戦士ガンダムSEED」(2002〜2003)と、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(2004〜2005)に続く完全新作として、主人公キラ・ヤマトたちの新たな戦いを描いたもの。累計興行収入50億円、観客動員数300万人を記録し、ガンダムシリーズ劇場公開作品歴代1位の記録を打ち立てた。
舞台あいさつ冒頭、まだ最新作の発表がされていない中、突如30秒の特別映像が公開され、キャラクターたちや戦闘シーン、「制作決定」の文字が映し出されると、会場からは盛大な拍手と歓声が沸き起こった。
福田監督は最新作について、「『FREEDOM』がヒットしなければ確実にお蔵に入っていました。シナリオは完全に、絵コンテは半分近くできていたので、最古の絵コンテが20年前。『FREEDOM』に移植した部分もある」と明かす。また、「一呼吸置くような感じの話になっています。映画(『FREEDOM』)でつながり上、ここはどうなっていたの? という部分が大きくできています」と内容にも触れた。
保志はすでにアフレコを終えていることから「僕も少しは出てるんですよ」とアピール。特別映像ではキラとラクスの姿もあり、福田監督は「平和そうでしたね」というものの、「偽りの幸せ……」とほくそ笑み、「偽りではない!」と保志を慌てさせた。
仲プロデューサーは「当初はOVAとして企画されていましたが、どうなるかは未定」と、どのような形で世に出るかは未決であることを伝えるが、観客は最新作に大きな期待を寄せていた。(錦怜那)