アマゾン、7〜9月期の売上高は24兆円…生成AI需要で過去最高益
【ニューヨーク=小林泰裕】米アマゾン・ドット・コムが10月31日発表した2024年7〜9月期決算は、売上高が前年同期比11%増の1588億7700万ドル(約24・1兆円)、最終利益は55%増の153億2800万ドルだった。
生成AI(人工知能)需要の増加を背景に、最終利益は過去最高となった。
生成AIサービス向けにデータ処理機能を提供するクラウド事業の売上高が19%増の約275億ドルだった。同事業の営業利益は50%増の約104億ドルで、アマゾン全体の約6割を占める稼ぎ頭となっている。直営ネット通販事業の売上高は7%増の約614億ドル、広告事業は19%増の約143億ドルだった。
アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は31日、「12月にはAIやクラウドに関連して100以上の新機能やサービスを発表する」との声明を出し、AI分野にさらに注力する方針を強調した。