DeNA・三浦監督 (C)Kyodo News

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SMBC日本シリーズ2024第5戦

● ソフトバンク 0 − 7 DeNA ○

<10月31日 みずほPayPay>

 DeNAは敵地で3連勝。今シリーズの対戦成績を3勝2敗とし、1998年以来、26年ぶりの日本一に王手をかけた。

 DeNA打線は3回、今シリーズ初スタメンの5番・フォードの右前打などで二死一、二塁とし、7番・筒香の右前適時打で先制。4回は1番・桑原、2番・梶原の連打で無死一、二塁とし、3番・牧が日本シリーズ初アーチとなる左越え3ランを放ち4−0とした。

 9回は二死満塁で桑原が押し出し死球を受け5点目。なおも満塁で続く梶原が、2点適時二塁打を左中間へ弾き返し7−0とリードを広げた。

 第1戦から中4日で先発したジャクソンは、初回3者連続奪三振の好スタート。2回と3回のピンチを無失点で凌ぐと、4回以降はノーヒット投球でゼロを重ねた。4点リードの7回は2四球と暴投で一死二、三塁のとしたが、途中出場の嶺井を空振り三振に仕留めたあと、9番・周東は二ゴロ斬り。7回108球、3安打無失点、8奪三振3四死球の力投で救援陣にバトンを渡した。

 8回は伊勢、9回は中川颯がゼロを刻み、2試合連続の完封勝利。DeNA投手陣は第3戦の2回から、強力・ソフトバンク打線を26イニング連続無得点に抑え込んだ。

 試合後、勝利監督インタビューでお立ち台に上がった三浦監督は、開口一番「先発のジャクソンが中4日でしたけど、昨日のケイに続いて最高のピッチングをしてくれました」と新助っ人の力投を絶賛。さらに「ゴウ(筒香)が先制打を打ってくれて、追加点というところで牧が本当に大きな3ランを打ってくれてよかった」と新旧キャプテンの打撃も称えた。敵地で2戦連続の完封リレー。「リリーフ陣もキッチリと自分の仕事をして、つないでつないでよく守ってくれています」と投手陣を労った。

 日本一に王手をかけ第6戦が行われる本拠地・横浜スタジアムに帰還。「またホームで、1試合1試合いつも通り全員で、力を出し切れるようにやって行きます。また横浜でも、熱い熱いご声援をよろしくお願いします」とファンに呼び掛けた。