4回、3ランを放ち、歓喜の表情でタッチを交わす牧(撮影・飯室逸平)

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 「SMBC日本シリーズ2024、ソフトバンク0−7DeNA」(31日、みずほペイペイドーム)

 DeNAは投打がかみ合い快勝。敵地で3連勝を飾り、26年ぶり日本一に王手をかけた。

 助っ人が快投を見せた。日本では自身初となる中4日での先発となったジャクソンは序盤3回まで6三振を奪うなど、見事な立ち上がり。四回以降は打たせてとる投球で、得点を許さず。七回には制球を乱し1死二、三塁の大ピンチを招いたが、落ち着いて切り抜けた。結果7回3安打8奪三振無失点と強力打線を抑え込んだ。

 打線は三回に筒香が適時打を放ち、3試合連続で先制に成功。四回には今シリーズ不振にあえいでいた主将・牧が左翼席へ3ランを放ち、貴重な追加点をもたらした。九回には梶原の2点適時打などで3点追加。チームとして、シリーズ序盤は持ち前の強打が力を発揮できていなかったが、先発全員安打を記録するなど13安打と快音を響かせた。

 本拠地で連敗スタートも、敵地で怒濤(どとう)の3連勝を飾り26年ぶりの日本一に王手。このまま成し遂げると、レギュラーシーズンでは過去最低勝率で、2010年のロッテ以来2例目となる3位からの下克上達成となる。