中谷防衛大臣、北朝鮮弾道ミサイルに「従来のミサイルとは別」「断じて容認できるものではない」発射から落下まで1時間26分
中谷元防衛大臣は31日、北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて会見した。これまで最長の飛距離であったことから「従来のミサイルとは別のミサイルではないか」と述べた。ミサイルは北海道奥尻島西方のEEZ(排他的経済水域)の外に落下、「わが国および国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できるものではない」と語った。
―(冒頭説明)
北朝鮮は本日7時11分ごろ、北朝鮮の内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルを北東方向に向けて発射した。発射されたミサイルは北海道奥尻島の西方の我が国のEEZ、排他的経済水域の外に8時37分ごろ落下した。
国民の生命と財産を守り抜くため、引き続き米国韓国等の関係機関とも密接に連携し、情報の収集分析、警戒監視に全力であたるとともに、今後追加すべき情報があれば速やかに発表する。
また(石破)総理には9時10分ごろから関係閣僚会議があるが、すでに報告を行い、情報収集分析に全力を挙げ、そして国民に対して迅速的確な情報提供を行うこと、そして航空機船舶等の安全確認を徹底すること、そして第3に不測の事態に備えて万全の態勢を取ること、この3点について指示があった。
また私から防衛省、防衛大臣として、米国韓国と緊密に連携しつつ、情報収集分析に全力を挙げること、第2に不測の事態の発生に備えて引き続き警戒監視し万全を期すこと、以上2点指示を出した。現在さらなる情報収集分析中だ。
―最長の飛距離だったことについてどう見ているか
今申し上げた情報については現在情報収集中だが、これまでのミサイルで一番長く時間が飛んでいるので、従来のミサイルとは別のミサイルではないかと思う。いずれにしても北朝鮮による核ミサイル開発は、わが国および国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できるものではない。政府としては引き続き米国韓国等とともに緊密に連携しながら、必要な情報の収集分析に努めるとともに、警戒監視に万全を挙げていく。
―ロフテッド軌道か?通常飛翔ならどの程度まで射程に含まれると考えるか。
飛行時間が7時11分に発射され、8時37分ごろということで1時間26分かかっている。今までにはない1時間26分かかっており、今までの飛行時間よりは超えているので、そういう点も含めて分析をしている。
(ABEMA NEWS)