ハリス氏とトランプ氏、国民の分断を深めていると互いを非難

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Steve Holland Jeff Mason

[グリーンベイ(米ウィスコンシン州) 30日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領と民主党候補のハリス副大統領は30日、選挙戦が最終盤を迎える中、両極化した国民の分断を深めていると互いを非難した。

トランプ氏は安全ベストを着用してゴミ収集車の助手席に乗り込み、29日のバイデン大統領の発言について「バイデンは恥を知るべきだ。われわれの支持者はごみではない」と述べた。バイデン氏は29日、トランプ氏の支持者を「ごみ」と表現。トランプ氏の集会でコメディアンが米領プエルトリコを「ごみの浮島」と呼んだことを非難しようとしたとみられるが、物議を醸している。

ハリス氏はノースカロライナ州の集会で、トランプ氏は国民のニーズよりも自分の不満に焦点を当てていると非難。

「もし彼が当選すれば、初日から敵のリストを持ってオフィスに乗り込むだろう。私が当選したらやるべきことのリストを持って仕事に臨む」と語った。

両者の支持率は拮抗しており、ロイター/イプソスが29日に全米の登録有権者を対象に実施した調査ではハリス氏がトランプ氏を44%対43%でリード。その差は誤差の範囲内に収まっている。7つの激戦州でも僅差となっている。 

トランプ氏は2020年のバイデン氏への敗北は不正行為の結果との主張を続けており、もし今回敗北しそれが不当と判断した場合には異議を申し立てる考えを示している。